有名なクラウドファンディングの「CAMPFIRE」から生まれた、融資型サービスの「CAMPFIRE Owners」。
自ら「応援型」を名乗り、融資型サービスの中でも他とは一線を画していたのですが、これまでのところはどちらかと言えば地味な事業者というイメージでした。
それがここに来て、大きく変わろうとしているのでしょうか。
<目次>
空気が変わったのは、保証付きファンドでした
それまでは「応援型」を名乗り、融資という側面をなるべく出さないような印象すらあったCAMPFIRE Ownersですが、その印象が変わったのは以下の案件でした。
別の事業者で債務保証に行っている「株式会社日本保証」とコラボし、まさかの保証付き案件を募集開始。
実質的な不動産担保があり、さらに不動産が元本割れしても日本保証がデフォルトしなければ投資家の損害はないという、かなりの好条件の案件を募集しました。
日本保証の保証付き案件は、別事業者で募集された時は瞬間蒸発するほどの人気案件。
それがCAMPFIRE Ownersの場合、知名度の違いが投資家登録数の差か、まだ残っているという現象が起きています。
ほぼ同条件で資金の集まり具合に差が出ているというのは、投資家としてはチャンスでしょう。
さらに次の手を打ってきました
これだけでもかなりの驚きだったのですが、CAMPFIRE Ownersはさらに次の手を打ってきました。
「7/31までに新規会員登録で、抽選で100名様にAmazonギフト券500円」です。
会社の内部で何かの方針転換があったのではないか、と思ってしまうほどの変わりっぷりです。
もっとも個人的には、この変容を好意的に受け止めています。
CAMPFIREからの繋がりで「応援型」を名乗るというのは分かりますが、融資はあくまでも融資。まずは投資家への堅実なリターンが最優先です。
確実なリターンが担保されなければ投資家は集まりませんし、そうなればいくら「応援型」を名乗っても絵に描いた餅。
まずは投資家を集め、優良な案件を組成して、その延長線上に「応援」を叶えるというのが王道でしょう。
何にせよ、投資を検討されている方は今がチャンスです。
CAMPFIRE Ownersへの投資家登録方法については、下記の記事で紹介しています。
がぜん、興味深くなってきました
私はすでに、CAMPFIRE Ownersにはこの保証付き案件を含めた2案件に合計50万円を投資しています。
CAMPFIRE Ownersへの初投資は保証付き案件でしたが、そのついでにカンボジア農家ファンドにも少額を投資しました。
私見ですが、この行動はCAMPFIRE Ownersの狙ったそのものズバリではないかとお見ます。
堅い保証付きの案件で投資家を集め、「ついで買い」ならぬ「ついで投資」で社会的意義のあるファンドにも投資してもらう。
その方法は理解できますし、融資型で応援型のクラウドファンディングのあり方として適切でしょう。
その上に今回の会員登録キャンペーンは、投資家を本格的に集めようとしている動きではないかと思います。
CAMPFIREの事業者としての信頼性は高いと判断しているだけに、がぜん興味深くなってきました。