融資型クラウドファンディングの話題です。
最近増えてきた融資型クラウドファンディング×保証、新しい提携が発表されました。
<目次>
日本保証による保証の意味
まず一般論として、融資型クラウドファンディングにおいて「保証」というのは、基本的には障子紙一枚程度の効力しか持ちません。
その理由は一つに、融資型の貸付は会社に対して行われるものであり、その規模の貸付が焦げ付いた時に個人が取れる手は少ないこと。また、会社代表者の連帯保証であっても、会社が傾けば保証の意味が薄れることがあります。
例外としては連帯保証人が多くの資産や事業を持っている場合ですが、残念ながらそのような例は多くありません。
日本保証が行う債務保証は、こういった一般的な保証とは根本的に異なります。
日本保証は債務保証の専門会社であり、担保などの保全をチェックして安全性を確認し、いざとなれば債務を保証することが仕事。下手な債務を保証すれば自分が赤字を喰らいますから、チェックの手は抜けません。
こういった保証会社による債務保証は、融資型クラウドファンディングにおける新たな潮流であり、これまでもSAMURAI FUND(広告リンク)、<CAMPFIRE Owners(広告リンク)、Pocket Funding(広告リンク) において、日本保証の債務保証付きファンドが登場していました。
4番目の提携は、上場会社運営のサービス!
そして今回、融資型として4番目の提携が発表されました。
相手はマザーズ上場のZUU社が運営する、融資型クラウドファンディング「COOL」です。
ZUUグループのソーシャルレンディング・サービス「COOL」を運営する株式会社COOL(代表取締役:河原 克樹、以下「当社」)及び株式会社COOL SERVICES(代表取締役:伊藤謙、以下「COOL SERVICES」)は、株式会社日本保証(以下「日本保証」)の3社間で業務提携を締結し、当社が運営するソーシャルレンディング・サービスを通じて、COOL SERVICESが行う事業者向け貸付にかかる日本保証による保証業務を開始致しました。
(引用元:下記プレスリリース)
今後の案件展開に期待です
ソーシャルレンディングサービスの「COOL」は、サービス開始直後に案件を一つ募集し、その後ZUU社を資本・業務提携を行いました。
ZUU社のサービスとなった後に募集した案件は2つ、募集総額は8,000万円。
言い方が悪いかもしれませんが、今のところ残念ながら、繁盛しているとは言えない状態です。
この記事を書いている時点では、まだ保証付き案件は登場していないようですが、この提携がCOOL人気の起爆剤になることを期待したいと思います。
COOLへの会員登録方法については、下記の記事もあわせてごらん下さい。
株式型クラウドファンディングもあります
ZUU社と言えば、扱っているサービスは融資型クラウドファンディングだけではありません。
株式投資型クラウドファンディングの「ユニコーン」も、ZUU社のサービスです。
「ユニコーン」では1/15まで、新規会員登録で1,000円分のAmazonギフトがプレゼントされるキャンペーンを実施中。
興味のある方はこちらもどうぞ!