今回は投資手法に関する雑記です。
一言で言ってしまえば、「投資手法は千差万別であり個人の自由」で終わってしまうのですが、そこに色々と肉付けをしてみました。
あくまでも私の考えです。よろしければごらん下さい。
<目次>
投資の目的
そもそも論になってしまいますが、投資の目的とは何でしょうか?
資産を他人に自慢すること? 投資歴の長さを誇ること?
言うまでもありませんが、答えはNOです。投資の目的は自己の資産構築であり、もっと言えば資産構築のために数々手段のうちの一つに過ぎません。
投資成績、資産、投資歴を他人と比較すること、そのものが間違いだと思います。
そうは言っても人間ですから、他の方が爆益を出しているところを見ると、心穏やかでいられないこともあると思います。
(特に、自分が損をしているときなどは)
しかしどこまで行っても、他人の利益は他人の手柄であり、自分の損は自分のせいであることには違いありません。
投資は精神修行の場でもあると、最近思うようになってきました。
投資が先か、お金の勉強が先か?
初心者が行うべき勉強について。このテーマに対する答えも、世の中にあふれています。
以下は私の考えになります。
投資の前にお金の勉強をすべき、という意見があります。この意見について私は、賛同も反対もしません。
要は入口をどこにするか、というだけの話だと思います。
投資は資産構築の有力な手段の一つですから、資産構築をしようと思えば、どこかのタイミングで投資の勉強をすることになります。
一方で、資産構築は投資のみで成るものではなく、他の収入の柱を強化したり支出を抑えたりするなど、家計の収支を改善することも重要です。税の知識も、社会保障の仕組みを知ることも必要でしょう。
結局最終的には、お金に関わる幅広い内容を勉強する必要があるのですから、そのうちのどこを入口にしても同じ。
家計の勉強にせよ、投資にせよ税制にせよ、自分の興味があるところから初めていけばいいのでは? と、私は思います。
やってはいけないことは、「リスクを把握せず大きな金額を投入すること」くらいではないでしょうか。
初心者向けの投資方法?
次に初心者が何に投資すればいいかについて、私見ながら一言。
ある事柄について本当に知らない人は、知識のとっかかりにさえ気付くことができません。
「知らない」ということそのものを知らないわけです。
この事実を背景として考えると、まず初心者の方は日本における投資の有利な制度「iDeCo」と「NISA」について学び、基本の「インデックス投資」についても学ぶべきだと思います。
インデックス投資の入口としては、ロボットアドバイザーを活用するのもいいでしょう。
手数料が高いという意見もありますが、10万円程度を投資して基本の分散投資を学べるなら、勉強のとっかかりとして十分に「アリ」な選択肢ではないかと思います。
例えば上記は私のウェルスナビ口座ですが、ここに投資をすることにより、「VTI」「VWO」「AGG」など、複数のETF(上場投資信託)を自動購入することができます。
これをとっかかりとしてそれぞれのETFについて勉強を行い、内容を十分に理解したらロボットアドバイザーを卒業して個別ETFへ向かう。そんな入門編として用いることができるのも、ロボアドの一つの特徴です。
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まずは世界的名著を読めと言うアドバイスもあるでしょうが、投資の素人がそれを読んで理解できる保証もありませんし、理解しなければ投資をしてはならないというのは、経験者の傲慢ではないかと私は感じています。
お金に色はないけれど
お金に色はありません。これは多くの人が納得することだと思います。
違法ではない範囲のどんな手段で入手しても、1円は1円の価値しか持ちません。
もちろん1円にそれ以上の価値を見いだすのは、それぞれの人の自由です。
お金に色はありませんが、それを持つ人の方には資格のようなものがあると考えます。
例えばここのところ、仮想通貨が高騰しています。
仮想通貨への投資は一攫千金の夢がありますが、仮想通貨が賑わってくると良く出てくる話題があります。
それはつまり、地道な労働や倹約を下に見て、仮想通貨での資産構築を推奨する内容です。
これは何も仮想通貨だけの話題ではありません。
投資相場が好調な時には、地道な労働や倹約よりも投資で資産を構築しようと主張する声が大きくなるものです。
資産構築の方法は千差万別でいいのですが、あぶく銭は泡と消え去るが定めです。
宝くじで予期せず大金を手にした人が、その後破産する割合が有意に高いように、労働や倹約などの地味な手法で土台を固めつつ投資も進めていくことが、堅い資産を構築する秘訣であるように思います。
万人に共通の投資手法はありません
何か一つの(あるいは複数であっても)投資方法のみを推奨しそれ以外を否定するのは、誤りかミスリードのどちらかだと考えます。
例えそれがiDeCoやNISA、インデックス投資など「一般的に妥当」と言われている投資手法であってもです。
例えば一般的に妥当と言われている分散長期投資は、資産倍増を目指す人には不向きです。少ない資産で一気に増やそうと思えば、レバレッジを掛けるしかないでしょう。
また投資にかけられる残り時間が少ない人には、インデックスの取り崩しもあまり向きません。生きている間に金融ショックが来てしまうと、リカバーが難しくなるからです。
投資には理性と理論が大事ですが、同時に投資は各個人のものでもあります。それゆえに、個人の属性や嗜好を抜きにして投資商品の妥当性を語ることはできない、と思っています。
私にしても、クラウドファンディング95%:ロボットアドバイザー5%などという極端なポートフォリオは、自分で実践していても他人には勧められません。
しかし値動きアレルギーのある私には、日々の値動きのないクラウドファンディングはとても魅力的に映りました。
上場企業やその関係会社が運営する事業者も多くなってきた昨今、クラウドファンディングは堅実なインカムゲイン投資になると判断し、私は実際に投資をしながら紹介を行っているわけです。
当然、他の投資方法を否定したり貶めたりするつもりも、まったくありません。
価値観は人それぞれ、投資手法も千差万別、違いは否定するものではなく、多様性として受け入れるものです。
ネガティブよりもポジティブな方が、運も付いてきますし人生もよりよくなるでしょう。
スピリチュアルな考えかもしれませんが、意外と人生はそんなもんだと思っています。