今回は雑記です。
タイトル通り、投資のリスクが過大かどうかを簡単に見分ける方法を紹介します。
投資だけではなく他のことにも使える、汎用性のある方法だと思いますので、良ければ参考にしてください。
<目次>
投資における、リターンとリスク
投資にはリターンだけではなく、リスクが伴うのは当然のことです。
リスクのない投資は存在しません。もしそんな話があったとしたら100%詐欺の類いです。
リスクというと日本語では「危険、損失」の印象が強いので、リスクは避けるべきものという考え方が広まっているように思います。
しかし投資におけるリスクは、危険や損失ではなくあくまでも「リターン(配当や値上がり)の不確実性」のこと。
したがってリスクは避けるものではなく、適切に分散して管理するものと考えるべきです。
(ほぼ無リスクの投資として預金や国債が挙げられることもありますが、それもインフレが起これば額面は同じでも価値は目減りしていくので、リスクが無いとは言えません)
リスクが過大かどうかは、これで分かります
どこまでのリスクを許容するか、それは人によって様々です。
許容リスクの程度はその人の年齢、収入などの属性、あるいは投資に対するスタンス、考え方など多くの要因が絡み合っていて、これが正解! というものはないからです。
(ロボットアドバイザーでは個人属性や考え方を尋ねることで、ある程度一般化した許容リスクをはじき出していますが、それはあくまでも推定にすぎません)
では、その人にとっての投資リスクが過大かどうかは、どこを見ればいいのか。
投資において、(含み・確定のいずれかでも)損が出てしまった時の態度で決まる、というのが私の意見です。
損が出た時、その責任を自分以外に押しつけたくなったのなら、それはリスク過大のサインです。
もしそう思ってしまったのなら、速やかに自責と思えるだけの安全資産にシフトするべきでしょう。
これは「投資は余裕資金で」、「投資は自己責任で」という大原則とも通じる考え方です。
などと偉そうに言ってますが
こんな事を言っていますが、以前は私も身の丈に合わないリスクを抱え込み、他責にした(正確には現実逃避した)覚えがあります。
私は今でこそクラウドファンディング投資家を名乗ってますが、クラウドファンディングを始めたのは今から8年前。
投資歴自体は15年くらいで、当初は個別株、投信、外貨、FXなど色々やっていました。
リーマンショックもライブドアもFXロスカットも新興国通貨の爆下げも、全部経験しています。
トルコリラを55円の時、ロシアルーブルを3円の時に掴んだという事実で、色々察してください(笑)。
その後に政権交代~黒田バズーカで爆益を上げ、値動きのある投資に疲れてクラウドファンディングへ参入。
当初黎明期だったソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)に投資したことで、損失を受けましたし、現在もたくさんの遅延を抱えていますが、精神状態はおおむね平穏ですし他責にするつもりもありません。
クラウドファンディングが私にぴったりの投資だったということもありますが、先の見分ける方法によれば、今のところ私のリスクは過大ではない、ということだと考えています。
投資はおもちゃ箱
最初に投資の世界に飛び込んだ頃は、今思い返せば過大なリスクを抱えていたと思います。
(当時は今ほど投資情報が一般的でなかったことを考えても、です)
その後にクラウドファンディングの投資を通じ、税制や資金計画など色々なことを知り、資産構築の糧とすることができました。
もちろんまだまだ勉強不足。投資を通じた世の中やお金の勉強は、私が投資を止める時まで続くでしょう。
それにしても、投資は楽しいですね。
楽しくないならとっと見限っていますから、今続けているという時点で楽しいに決まっているのですが。
投資とは、綺麗なものも醜いものも、損も得もごちゃ混ぜに入っている、大人のリアルなおもちゃ箱。
リスクは用法用量を守って適切に分散管理し、これからもおもちゃ箱の中身を漁っていきたいと思います。