不動産投資型クラウドファンディング、COZUCHI(コヅチ)の話題です。
前回72億円というクラウドファンディング最大規模の案件を、2時間かからず集めきる偉業を達成したCOZUCHIから、次の案件が登場しました。
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<目次>
茨城県 つくばみらい市 事業用地
COZUCHIの次の案件は「茨城県 つくばみらい市 事業用地」。今回も10億円以上の大型案件です。
・茨城県 つくばみらい市 事業用地
募集期間:4/11 19:00~4/13 13:00(優先権限定・抽選式・後入金)
募集期間:4/14 19:00〜4/17 13:00(一般募集・抽選式・後入金)
予定年利:5%
運用期間:15ヶ月
募集金額:14億2,000万円(優先枠あり)
保全など:優先劣後方式 劣後比率9.6%
今回のファンドは、14億2,000万円という大型案件。
ただその割には全額が「特別優先枠」の対象となっており、「4/11 19:00~4/13 13:00」の期間は特別優先枠を保っている投資家だけが申込可能です(正確には優先枠を持っていない人も申し込めますが、自動的に落選します)。
もし特別優先枠を持っている申込で枠が埋まらなかった場合のみ、「4/14 19:00〜4/17 13:00」で誰もが応募できる一般枠の募集が行われます。
案件の詳細
今回のファンドは、物流物件にするための土地が対象です。
対象となる土地は、常磐自動車道「谷和原インターチェンジ」から約1.3kmと近接している約9,500坪の土地。
対象の土地は現在、市街化調整区域(原則的には開発行為は許可されない土地)となっていますが、茨城県では独自基準があり一定の要件を満たせば開発を例外的に認めているとのこと。
もしも今回の物件で開発が認められれば、物流用地として価値が上がることになります。
もちろん「例外的に」なので開発が認められないリスクはありますが、同様の市街化調整区域で独自基準が認められた実績があることや、本物件自体も以前に別の計画に基づいて開発許可を取得できた実績があることから、許可を得る敷居はそれほど高いものではなく、あとは事業者の腕の見せ所といったところだと思います。
個人的な考えで言えば、TRIAD社やCOZUCHIを運営するLAETOLI社はこのような訳あり案件をうまくマジメントする能力と実績に優れており、勝算はあると思ってます。
私は優先権を持ってないので投資できるかどうか分かりませんが、50-100万円くらいで投資できたらと。
投資しにくくなったCOZUCHI
今回の案件は年利5%(しかも大部分がキャピタル)、運用期間も15ヶ月と少し長いことから、もしかするとそこまで人気が出ない可能性はあると思っています。
しかし年利5%と言いつつリターンが上振れするのがCOZUCHI(コヅチ)の日常であり、その特徴のために大人気になり最近は投資しにくくなっているのも事実。
おそらく今回の10億超え案件も、希望しても投資できない人が出てくるのは間違いないと思います(私もそうなるかも)。
COZUCHIで投資しにくい理由の一つは、不動産投資型のクラウドファンディングであるCOZUCHIでは扱える案件の幅に限りがあること。不動産投資型では「不動産に関するファンドが扱える」と思われがちですが、実際は不動産から生じる収益もしくは売買益などしかファンド化できません。
COZUCHIがCOMMOSUS(旧CAMPFIRE Owners)と提携したのは、より広範な案件が扱える融資型という選択肢を持つためだと推測しています。そう考えると、今度はCOZUCHI同様にCOMMOSUSからも目が離せなくなりそうです。
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