今回の雑記は、一通のメールが発端。
そういえばもうそんなに経ったのかということで、少し昔を振り返ってみることにしました。記事の性質上、自分語りが多くなることはご容赦。
<目次>
一通のメール
当ブログが利用しているブログサービスのはてなブログから、はてなブログを利用して4年が経ったとのメールが届きました。
4年ということは、当ブログがはてなブログに移行したのは2019年11月のこと。
それまでは無料ブログを利用していたのですが、ちょっと本格的にやってみるかと思いブログを引っ越して有料プランに移行し、独自ドメインも取得したことを思い出しました。
時の経つのは早いもので、あれから4年。変わったことや変わらなかったことを振り返ってみたいと思います。
大きく変わったこと
この4年でもっとも大きく変わったことは、何と言っても仕事を辞めたこと。
2021年の3月に純資産(総資産から負債や、クラウドファンディングの遅延分など潜在的負債を除いたもの)が1億円を突破し、2021年11月にそれまで努めていた会社を辞めました。
そのあたりの話は、以下の記事で書いておきましたのでよろしければどうぞ。
その後は晴れて無職になり、仕事を辞めて2年ほどの間は肩書きとしては無職のままです。
なぜならクラウドファンディング投資の大部分(正確に言えば融資型と匿名組合の不特法型)は雑所得であり、青色申告が使えません。なので開業届を出すメリットがなく、法的にはどこに出しても恥ずかしくない(?)無職というわけです。
そういえば先日、元弊社の株価を見た結果が下記の通りです。ご査収ください。
*辞めた後に元会社の名前や肩書きを必要以上に公言するのは不粋なので、会社名を聞かれても肯定も否定もしません。悪しからずご承知おきください。
ふと気になって元弊社の株価見てみたら、ワイの退職時と比べて時価総額が半分以下になってることを知って、王騎将軍みたいな含み笑いが漏れるなど。#社内にまだ知り合いいるから笑い事じゃない pic.twitter.com/X0tXAYAYG4
— SALLOW@クラウドファンディング投資/FIRE済 (@SALLOW_SL) 2023年11月13日
資産の状況
次に資産の状況です。
4年前の時点では、私のポートフォリオは今と同様大部分がクラウドファンディングになっていました。なのでこの4年の資産増は、ポートフォリオ変更によるものではありません。
この4年で、資産の伸びはざっと3,000万円でした。
この3,000万円の内訳ですが、会社を辞めるまでの2年間における資産の伸びが約2,000万円、会社を辞めた後の2年間における伸びが1,000万円です。
値動きのある投資ならもっと増えていたでしょうし、上を見ればキリがないですが、日々の値動きがないクラウドファンディングに一人親方のマイクロビジネスを組み合わせた程度でも、十分に家計が維持できと証明できました。
一つ誤算があるとすれば、会社を辞めるまでは雑所得と雑損失(費用)をうまく相殺し、あわよくば所得を住民税非課税レベルにして節税を・・・などと考えていたのですが、どうやらその計算は甘かったということです。
所得が増えることは悪いことではないのですが、このままですと当初の計画を実現するのはまず無理なので、資産管理会社を建てることを検討しようかなどと。実業の実態がない資産管理会社はこのご時世なかなか難しいようですが、私ならマイクロビジネスを会社に統合してしまえばいいので。
ゆるリタイアからの退職
変わらないことがあるとすれば、日々の生活です。
会社を辞めて時間はあるはずなのですが、今でもそこそこ忙しく無職生活を送っています。
それは会社を辞めて空いた時間にやりたい事を詰め込んでいることもありますが、ぶっちゃけ会社にいる間も、私の業務は私以外にとってブラックボックスだったので自由な時間はありました。
(平たく言えば結果は出しつつサボってたということです)
そんな会社をなぜ辞めたかということですが、居心地の良い居場所が奪われようとしたから、具体的に言うと給料がそのままなのに、その時やっていた業務を減らすことなく私が苦手な業務を追加しようとしたからです。
なので私の提唱&実践した「ゆるリタイア」、つまり「資産構築を行い経済的自立に到達すると同時、会社で居心地の良い立場も構築し、それが奪われそうになったら退職カードを切って交渉し、決裂したらホントに辞める」に従い退職カードを切り、交渉の結果退職することになりました。
(関連記事)
www.sallowsl.com
ゆるリタイアはその名前に反して、道のりとしては決してゆるくありません。いつか会社を辞めるために資産構築を行うことと、会社の中で居心地が良い場所を確保するために動くことは、ある意味で目的が反対だからです。
そして簡単ではないからこそ面白いし、得られるものも多くなるのは世の常です。
今後のこと
当ブログを始めて4年、FIREして2年の時間が経ちましたが、今のところ生活は何も変わっていません。
一度FIREした人が様々な理由(金銭的でもそれ以外でも)でFIREを断念する例も散見される中、まがりなりにも2年の間リタイア生活を続けられたということは、私にはそこそこFIREの適性(&耐性)があったのでしょう。
FIREへの向き・不向きについて、私の考えは以前に記事で書いたことがあります。
(関連記事)
www.sallowsl.com
私が考えるFIREは、潤沢な時間と選択肢を持つ「何をしてもいいし何をしなくてもいい」自由こそが本体。雑誌に載るようなキラキラとした目立つFIRE後の姿には違和感があります。
FIREは双六で言う「アガリ」ではなく、むしろ競争から降りる行為。
それならばFIRE後は何らかの変化が起こるまでの間、盛り上がりなく続く平坦な後日談となるのがあるべき姿ではないかと考えています。