11/9~11/10の夜にかけて、アメリカの相場は大きく揺れました。
その時期において、資産(ロボットアドバイザー)がどう動いたのか、内容を公開します。
<目次>
あらゆる相場が激動した一日
ダウ+834.57(+2.95%)
S&P500 +41.06(+1.17%)
米国債10年:0.83%→0.93%
USD/JPY 105.3(+約2円の円安)
これが、11/9~11/10の市場の状況です。
ダウは米国経済を代表する30銘柄の株価平均、S&P500は流動性がある大型株500銘柄の時価総額平均なので、その値動きには違いもありますが、大きく上げたことには違いはありません。
大きく上げた理由は、ファイザーの新型コロナワクチン開発のニュースが一因ですが、バイデン氏の当選が確実視された直後のタイミングでの発表には、色々勘ぐってしまうものもあります。
もちろん偶然である可能性もありますし、良いニュースであることには違いはないのですが。
さらに一部メディアでは、本記事を書いている11/10午前中の時点で、ペンシルバニア州におけるバイデン氏の当確が取り消され、民主党の選挙人が当選確実の270人を割り込んだ、というニュースさえあります。
トランプ氏も敗北宣言をせず法廷闘争の構えを見せる中、相場にはもう一波乱、二波乱あるかもしれません。
ウェルスナビの様子?
この激動の中、ロボットアドバイザーはどうなったか、様子を見てみました。
まずはWealthNavi(ウェルスナビ)。ロボットアドバイザーとしては初、年内にも上場予定の事業者です。
私のウェルスナビでのリスク選好度は「1」、つまり最低のリスクとしています。
何せ、値動きアレルギー持ちなもので笑。
現在の状況は、円建てで+8.4%、ドル建てで+12.7%。
今回の上げ相場で、1日の値動きは+¥82,626(約+2%)となりました。
ウェルスナビは、一度資金を放り込んでしまえば自動的に分散投資してくれますので、「相場の変動で思わず売り買いしてしまう」という投資家あるあるを抑えることができます。
そういう意味では、ついつい触りたくなる投資家には向いている投資だと言えるかもしれません。
AI搭載のロボアドは?
もう一つはAI搭載のロボットアドバイザー、「ROBO PRO」。
こちらはウェルスナビとは異なり、AIがビッグデータを食べて出して結論により、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)を変えていくというサービスです。
同じロボットアドバイザーであっても、ある定まったポートフォリオに従って投資&調整するものとは、根本的な設計原理が異なります。
そのROBO PROは先日のリバランスで、びっくりのポートフォリオを選びました。その紹介記事がこれです。
上記のようなポートフォリオだと、今回の上昇相場の恩恵はあまり受けられないように思います。
(新興国株は上がるものの、債券は下げ、金も下げるため)
結果はこうなりました。昨日比で微減、というところです。
今回は(結果論としては)AIの判断は今一つでしたが、昨日の相場を正確に予測するのは、おそらく誰にも不可能でしょう。
もともとロボアドは短期的投資を目的とするわけではないため、長い目で見ていくようにします。
ROBO PROは以前のコロナ禍で、同種のサービスと比べ高いパフォーマンスを発揮し、S&P500にフル投資した場合のパフォーマンスにも匹敵する投資成績となりました。
その紹介は、下記の記事になります。