6/21、日経平均は一時1,000円を超える大幅な下げになりました。
最近はなかなか買い場がないところにちょうど下げたので、ウェルスナビとROBO PROに資金を投入しました。
まだ下げたら、その時用の資金は(ギリギリ)用意してあります。
今回は、私がロボットアドバイザーへの投資を行う理由について紹介します。
<目次>
ロボットアドバイザーへの否定的意見
ロボットアドバイザーに対する、もっとも良く聞かれる否定的意見は「手数料が高い」というものです。
これについては私も同意しますが、「全てのロボアドがそうではない」の但し書きが付くなら、という条件です。
投資一任型ロボットアドバイザーが世に出て5年あまり。ロボットアドバイザーという世界に何も変化が起きなかったわけではありません。
今ではすでに、必ずしも手数料が高いとは言えないサービスも登場しています。
一方で従来型のロボットアドバイザーは、一定条件で手数料が下がるとは言え、先行する米国などに比べ手数料が高いのは紛れもない事実。
ロボットアドバイザーは規模のビジネスなので、「手数料が安くなる」と「多くの人に利用されて規模が拡大する」は鶏と卵の関係に似ているところもありますが、これからの展開に期待したいと思います。
ROBO PROの手数料は、むしろ安い
例えば私が利用しているロボットアドバイザーのROBO PRO(ロボプロ)は毎月、マーケットデータに基づきAIがポートフォリオの組み替えを行います。
その組み替えを個人が行おうとすれば、コストは年1.3%を超え、ROBO PROの手数料(年1.1%)を上回ります。つまりROBO PROに払っているコストは、決して高くないどころか割安とも言えます。
(*ROBO PROを運営する株式会社フォリオのセミナー情報です。なお、組み替えを行わなければパフォーマンスは年1.3%どころか、5~10%低下するとの試算があるそうです)
つまりROBO PROは実質、「組み替え手数料だけでAIの判断に乗っかることができるロボットアドバイザー」と言うことができます。
ROBO PROでは大量のマーケットデータからAIが投資方針を決定します。AIの実力のほどは、これまでの投資成績が含み益なことから分かっていますし、何より私にAI以上の投資判断を下す自信はありません。
これが、私が一部の資金でROBO PROの投資をしている理由です。
(ROBO PROの投資状況。全ての資産クラスで黒字)
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成功報酬型手数料のロボアド
もう一つの新しいロボットアドバイザーは、従来のロボアドが「投資成績が良くても悪くても手数料を取られる」ものであったのに対し、「成功報酬型の手数料」を導入したSUSTENです。
SUSTENではHWM(ハイ・ウォーター・マーク)方式を採用しており、「投資成績が過去最高益になった時」のみ、「最高益を更新した分」に応じた成功報酬を支払う方式です。
過去最高益を更新しなければ、手数料にあたる支払はありません。これが大きな違いです。
もう一つSUSTENの特徴は、これまでのロボットアドバイザーになかった「景気独立型」の投資ができるというものです。
現在私は、この景気独立型100%でSUSTENの投資を行っています。
足下ではFOMCの声明による、米国債券の金利フラット化の影響を受けて投資成績はマイナスになっていますが、今後の投資成績を気長に見ていきたいと思います。
(SUSTENの投資状況)
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私がロボットアドバイザーに投資する理由
ロボットアドバイザーの手数料について、一概に高いとは言えない例を二つ紹介しました。
これも踏まえて私がロボアドに投資をする理由ですが、一つには私が新しいモノ好きということ、そしてもう一つはビジネスとしての展開を考えてのことです。
私にとっては投資もビジネスも、「自分会社」の業務の一つ。せっかくなら投資行動をビジネスに生かすというのは、自分会社の多角経営と業務拡大のためには妥当な選択だと思っています。
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投資知識があまりなく、かつ知識を得るモチベーションもそこまでない人が、妥当なポートフォリオで長期分散投資できる手段としては、今のところロボットアドバイザーが最適解です。
そこから学び、自らで考えて別の投資へシフトしてもいいですし、そのままロボアドで投資をし続けてもいいでしょう。
投資は資産構築や家計管理の有力な手段ではありますが、一つの手段に過ぎません。
投資をメインに据えても、投資以外に注力するもその人の自由。知識も努力もそこそこでいいから、そこそこの収益を得たいというニーズは実際にありますし、否定されるようなものではないと思います。