AIを搭載したロボットアドバイザー、「ROBO PRO(ロボプロ)」の話題です。
2022年3月に行われたリバランスの結果とこれまでの経緯、そして注意点を紹介します。
<目次>
2022年3月のリバランス結果
ROBO PRO(ロボプロ)における2022年3月のリバランスが行われました。
ロボプロでは原則1ヶ月に一度、状況の激変が起きた場合は随時のリバランスが行われます。
米国株と先進国株の比率アップ、新興国株と金がダウン。
先月と比べ、株式投資比率は52%→61%と上昇していますので、おおむねリスクオン状態と言えます。
リバランス後の投資成績は以下の通り、株や債券の含み損状態は現状しかたないとして、その分をゴールドで挽回している形です。
そして今回、ロボプロのAIはそのゴールドを一部利確しました。さてこれが今後どうなるか。
2022年初めの注意点
ロボプロは2021年の12月の段階で米国株を全て売り、2022年初めからの株価下落を回避することに成功しました。
なぜロボプロが米国株の下落を予見できたかは、下記の記事で紹介しています。
ROBO PROのリバランスの注意点として、「ロボプロのAIが見ているのは、あくまでもマーケットデータ」という事が挙げられます。
AIは世界情勢の変動を見ているわけではなく、世界情勢によるマーケットデータの変動を見て投資方針を決めています。
今のように世界情勢が大きく変化している場合は、この違いを理解することが重要だと思います。
ROBO PROの何が差別化されているのか
ROBO PRO(ロボプロ)の最大の特徴は、「AIを利用したロボットアドバイザー」だということ。
世の中の多くのロボットアドバイザーは金融理論に基づき、「同じリスクで最大のリターンが得られるようなポートフォリオを構築・維持」しているだけであり、AIを利用しているわけではありません。
下記の図の水色で塗られた部分が、通常のロボットアドバイザーの機能です。
以前にロボプロの手数料(年1.1%)は決して高くないという記事を書きましたので、あわせてどうぞ!