AIの判断によりポートフォリオが変わるロボットアドバイザー、ROBO PRO(ロボプロ)の話題です。
2022年11月に臨時のポートフォリオ見直しが行われましたが、その後11月末には月例の見直しも入りました。
<目次>
ROBO PROのおさらい
*この項は、ロボプロを良く知らない方向けです。すでに特徴を知っている方は読み飛ばしてください。
ROBO PRO(ロボプロ)最大の特徴は、「AIの判断により、ポートフォリオを大きく変えてくるロボットアドバイザー」ということです。
ロボプロ以外のロボットアドバイザーの多くは金融理論に基づき、「同じリスクで最大のリターンが得られるようなポートフォリオを構築・維持」しています。つまり、基本的にポートフォリオを変えることはありません。
下記の図の水色で塗られた部分が、通常のロボットアドバイザーの機能です。
ポートフォリオ見直しには当然売買手数料がかかりますが、それはロボプロの手数料の内数です。
ロボットアドバイザーは手数料の高さを指摘される場合もありますが、ロボプロが行っているポートフォリオ変更を人力で行おうとすると、その手数料はロボプロの手数料(年1.1%)を上回ります。
そしてポートフォリオ変更をした場合のリターンは、しない場合に比べ(これまでのところ)手数料を加味しても明らかに優れています。詳しくは下記の記事にて。
ポートフォリオ見直しの確認方法
ROBO PRO(ロボプロ)のポートフォリオ見直しは通常月末に1回、市場の変化があったときには随時行われます。
ポートフォリオが見直されたかどうかは、実際のポートフォリオの変化でも分かりますが、それ以外にもマイページの取引履歴を見ることで確認ができます。
上記の例では、11/11と11/30にリバランス(ポートフォリオ変化)が行われていることが分かります。
2022年11月末の変更・・・初めて見たアセットクラス
2022年11月30日、ROBO PROのポートフォリオが見直しとなりました。
以前までのポートフォリオに対して、新興国株が増加。米国株、先進国株、ハイイールド債が減少しています。
また、私が記録を付けるようになって始めて見た資産クラスの「新興国債券」が登場しました。
株式:67%(内訳 米国株:40% 先進国株:5% 新興国株:22%)
債券:3%(内訳 新興国債券:2% ハイイールド債:1%)
コモディティ(金):29%
ROBO PROにおけるここ1カ月の投資状況は下記の通り。11月上旬に20万円を追加出資しています。
円高の影響もあり相場全体は軟調ですが、その割には資産の減少をうまく緩和しているという印象です。
直近のポートフォリオ推移
直近のポートフォリオは、以下のように変化しています。
今回の変化一つを見るだけではなく、長期的な変化を見ていくことも相場の理解には必要でしょう。
そう考えると米国株と金は相変わらず強く、そのほかはまちまち(短期的な変化が大きい)。ただ株への投資割合はそれ以外と比べ一貫して高いので、今は株中心で投資していく時期という解釈もできると思います。
こういった判断の材料を得ることができるのも、AIがマーケットデータを読んでポートフォリオを変更するROBO PRO(ロボプロ)ならではの特徴です。