今回は、投資の見直しをした話題です。
といってもクラウドファンディングに偏った投資をしていることは変わらず、見直した内容はロボットアドバイザー。
どうしようか少し迷ったのですが、最終的に一件の解約を行いました。
<目次>
解約はスムーズに完了
今回解約したロボットアドバイザーは、THEO(テオ)です。
解約の方法については、公式のサイトで説明されています。
解約そのものは、2回ほど確認メッセージ+解約理由のアンケートはありましたが、スムーズに進めることができました。
昼間に解約を設定、その日の米国市場でETFの売却を行い、2~3営業日で振込完了、という流れです。
元本¥600,000に対して解約金額¥591,545、微損ですが誤差範囲内でしょう。
なお解約手数料は無料ですが、一度解約をするとその年の12月31日まで、新たにTHEOやTHEO+(提携サービス)への申し込みはできないとのことでした。
最大の理由は、変動の激しい時期のパフォーマンス
THEOの解約を決めた最大の理由は、長期パフォーマンスが振るわなかったことです。
一度、主要ロボットアドバイザーの1ヶ月~1年のパフォーマンスを比較したことがありました。
その結果の概略が、下記のグラフになります。
(ウェルスナビには3ヶ月データがなく、AI搭載のROBO PROは1年前にはサービス開始されていないので、データはありません)
見ての通り、1年、6ヶ月においてはTHEOは振るいません。
1ヶ月、3ヶ月はコロナショックからの回復局面であり、ロボアドの違いにより運用実績に大きな違いはありません。
一方で1年や6ヶ月はコロナショックを含む変動の激しい相場であり、こういう局面できちんと成績を残せる資産運用こそが、本当に実力ある資産運用方式であると考えます。
となると現状において、残念ながらTHEOは他ロボアドと比べ、パフォーマンスが劣ると結論しました。
これが解約の理由です。
THEOの成績が振るわなかった理由
THEOのパフォーマンス(特に1年、6ヶ月)が、他のロボアドと比べてなぜ異なるのか、その理由は大きく分けて「売買タイミング」と「投資商品の種類」にあるように思います。
以前、ロボアドの中身(投資対象)を分解したことがありますが、ウェルスナビやおまかせ投資とTHEOとは、投資対象がかなり異なることが分かりました。
私のTHEOでの投資成果が振るわなかったのは、(私自身のチョイスが悪かったのですが)主にインフレヘッジの成績が良くなかったことによります。
THEOでインフレヘッジを構成するのは、「LRE(米国不動産株)、VTIP(米国物価連動国債)、IAU(現物金)、IXC(エネルギー関連株式)、DBC(14種コモディティ先物)、SLV(現物銀)」の6種類。
このうち特に、IXC(エネルギー関連株式)、DBC(14種コモディティ先物)が大赤字で全体の足を引っ張っていました。
もちろん、これまでの成績が振るわなかったと言って、今後もそうとは限りません。
ロボットアドバイザーについては、引き続き定点観測を続けながら、パフォーマンスが改善すればTHEOでの再投資も、積極的に考えていきたいと思います。
資金投入先は、ここです
THEOから引き上げた60万円、まず考えたのは「クラウドファンディングには入れないこと」でした。
資金に余裕があると、ついついクラウドファンディングに投資してしまう突発的な症状が出るため、この点は特に気をつけたところです(笑)。
ということで、今回の資金の行き先は同じロボットアドバイザー。
個人的に一番の注目株、ETF分野で日本初、ロボットアドバイザーにETFを搭載した「ROBO PRO」です。
ROBO PROのパフォーマンスについては、色々な側面から比較を行いました。
ちょっとすごくないか? という結果が出ていますので、興味のある方は下記の記事をどうぞ!