maneoで延滞になっている案件で、いくつかの進捗がありました。
私の投資している案件について、紹介します。
<目次>
前回の記事
2021年3月現在の、延滞案件の進捗を紹介した記事です。
上記の記事から4ヶ月。進捗は牛歩程度ですが、いくつかの案件については進捗が見られました。
まだまだ長い時間がかかるとは思いますが、私的には長引くなら長引いたで構いません。その場合は貸倒を最大限活用して、節税に努める方法を採用するまでのことです。
*またこれだけ長い時間がかかるというのは、それだけ厄介な案件が多いと言うことでしょう。そんなものを組成したmaneo(ファミリーを含む)を擁護する気はありませんが、回収担当のパルティール社は良くやっていると思います。
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①北海道案件
*この二つの案件は、状況証拠的に同一と見られる貸付先のため、まとめます。
北海道エリアの案件は、外資系ファンド2社に購入打診を継続しているものの、特段の進展はない状況。
(毎月の賃料については通常通り入金されており、その分配は元本返済に使われています。
ただしこのままの分配状況では、完済に10年はかかりそうですが)
それぞれの貸付先事業者に対し申し立てた貸金返還請求訴訟は、いずれも勝訴。
根抵当権への質権設定のために必要な書類も、当初は協力姿勢が消極的でしたが、この判決を受けて? 書類を受領することができたそうです。
根抵当権に質権が設定されれば、物件売却を主導できる可能性が高まり、案件の決着が加速することが期待されます。
②京都市案件
京都市の案件については、競売の結果売却許可が下り、手続き費用等を控除した81,404,872円の振込が行われました。
貸付額は2億2,000万円なので、回収率は37%となります。この分については分配が行われ、残る債権は無担保となりましたので、貸倒処理を行う予定です。
以前も書きましたが、対象案件は伏見稲荷大社の参道脇で、こんな状況でもなければ売買市場に出てこなかったレア物です。今回は競売タイミングが悪かった、の一言に尽きると思います。
以前散歩のついでに、対象案件近くまで行って写真を撮ってきました。
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③宝塚市案件
フタを開ければなかなかの曰く付きだった、宝塚市の案件にも動きがありました。
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競売の結果、最高額提示1,588万8,888円での売却許可決定となったとのことです。
元々の貸付金額が2億5,000万円ですので、回収率は6%ほど。
これも、支払が行われれば残りは無担保債権となります。
事業者の資産や連帯保証人の資産に対する強制執行は行われていますが、回収の望みは薄いと考えて貸倒処理を行う予定です。