人気の不動産投資型クラウドファンディング、COZUCHI(コヅチ)の話題です。
新たなファンドは60億円を超える超大型ファンド。そしてCOZUCHI(TRIAD)らしい物件で登場です。
<目次>
中央区銀座のフェーズ2ファンド
COZUCHIで募集予定のファンド情報です。
・中央区銀座 商業ビル フェーズ2
優先・一般募集:3/25 19:00~4/1 13:00(抽選式・後入金)
予定年利:8.5%
運用期間:1年
募集金額:66億3,600万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約4.3%・借入無し
対象不動産は東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線「銀座」駅より徒歩約6分の場所に位置する、隣接した2棟のビル。
築50年が経過し消防法その他の問題もあると推測されるため、将来的な建替えを見込んでフェーズ1では入居テナントとの権利調整を行ってきたところ、交渉がまとまり一定の目処が付いたとのことです。
(フェーズ1の募集条件)
フェーズ1と比べて募集総額は若干のアップ、利率は若干のダウンとなっています。募集総額は物件の流動性が増したこと&建築費の高騰によりファンドの規模が増したため、利率は権利関係調整の目処が付いたことで不確実性が減少したためと推測します。
今回のファンドはフェーズ2なので、フェーズ1の出資者には優先出資権が与えられます。
ファンドの詳細
対象不動産のビルは南北にそれぞれ1棟ずつ建物が建ち、南側のビルは全館空室の状態、北側の店舗ビルには3テナントが入居しているとのこと。
銀座の一等地、しかも角地でどうしてテナントが入っていないのかというのは、物件を見れば分かります。
不動産に詳しい方は先般承知でしょうが、そうでない方は丸現ビルで検索すると色々面白い情報が出てきます。本ファンドの対象物件は丸源ビル15です。
(ストリートビュー)
こういうクセの強い案件に切り込んでいって、権利関係を調整して売却にこぎ着けるというのはCOZUCHIとTRIAD社の得意とするところ。かつては兼愛関係が泥沼なことで有名なANAクラウンプラザホテル京都に切り込み、スラップ裁判をくぐり抜けてEXITした実績があります。
もちろん不確実性はありますが、権利関係に目処が付いたことから本ファンドもEXITする蓋然性は高くなったと推測します。物件も面白いし投資したいところですが、例によって手元資金不足のため今回は見送ります。