不動産投資型クラウドファンディング「大家.com」で、新案件が登場しました。
第1号案件(4%)から、まさかの第2号案件は7%という高利率。
まず確実に瞬間蒸発案件になると思いますが、内容を紹介します。
<目次>
ライオンズマンション案件です
「大家.com」から登場した2号案件は、埼玉県入間郡にあるライオンズマンションです。
・区分マンション × 日本保証 買取保証付き#2
募集開始:2/5 12:00~
予定利率:7.0%
運用期間:12ヶ月
募集総額:1,500万円
不動産の所在は、「埼玉県入間郡三芳町大字藤久保787番1」。
国道254号から少し入った、ずいぶん横に長いマンションです(容積率の関係だと思います)
保全など、スキーム紹介
「大家.com」の事業者やサービスの紹介は、下記の記事をごらん下さい。
今回の案件は前回案件(4%、1億円)と比べて、「利率大幅アップ・募集金額大幅ダウン」ですので、瞬間蒸発するのは間違いないと思います。
保全については、不動産投資型クラウドファンディングで良くある優先劣後の方式を採用しています。
見る限り劣後割合については記載がないのですが、収益不動産の年額想定賃料(会員限定の情報です)から考えると、劣後割合がはそこそこ多いように思います。
また大家.comの案件は、グローベルスによる持分買取保証が付いています。
これは、緊急に現金化が必要になった時、総投資額の5%の手数料で投資持分をグローベルスが買い取れるというサービス。
買い取れる金額には上限(全投資の30%)が付いていますが、買取保証を付けるというのは物件に対する自信の表れととってもいいのではないでしょうか。
買取保証は過信しないように
一つ注意なのは、買取保証についてです。
本ファンドは日本保証の買取保証が付いていることを一つの売りにしていますし、確かに実効性のある保全だと思います。
ですが、これは買取保証であり、元本保証ではないことには注意が必要です。
不動産が想定通り売却できればそれでよし、想定通り売却できない場合は、日本保証の買取保証が発動する場合があります。
しかし買取保証が発動しても、不動産の売却価格が安く投資家の元本が損害を受ける可能性はある、ということは理解して投資を行うべきでしょう。
つまりここで言う買取保証とは、「不動産が売れないまま宙に浮いてしまう可能性を排除する」という意味です。
大家.comの会員登録方法については、下記の記事で紹介しています。
起きやすいエラーについても解決策を紹介していますので、どうぞごらん下さい。
蛇足:それはそうとして
色々事情があるのも分かりますし、認知度を上げたいのは当然のことですが、大家.comの宣伝姿勢には少し疑問もあります。
具体的には下記の内容です。
・諸々やらかしているmaneo関連のトップページに、大家.comの会員登録リンクを貼る
・LCレンディングのメールマガジンで、大家 .comへの会員登録を訴求する
maneo問題が(一定の貸倒があっても)全て解決していればまだ分かりますが、そうでない現状では逆効果にもなりますし、もしもmaneo問題を知らない投資家を引き込もうというのなら、あまり褒められた手段ではないと思います。
・大家.comの運営会社であるグローベルス(旧名:キーノート)は、以前の大株主がKeyHolder
・KeyHolderはSAMURAI&JPARTNERS(現Nexus Bank)と業務提携済
・Nexus Bankの関係会社にmaneoがある
という構図なのですが、現在大家.comを運営するグローベルスは私の知る限り、大株主は東証2部のプロスペクト社であり、プロスペクトやグローベルスはNexus Bankとのつながりはないはずです。
であればmaneoの名前を使わず、独自の実績を築いて訴求していけばいいと思うのですが、どうなんでしょう。
外野の勝手な意見ですが、一応付け加えておきます。