不動産投資型クラウドファンディング、「Victory Fund」から新しい案件が登場しました。
Victory Fundはこれまでの案件が全て、年利10%以上という事業者。案件の内容と、投資の注意点を紹介します。
<目次>
小平市用地収益化プロジェクト No.3
Victory Fundから募集が予告されているのは、「小平市用地収益化プロジェクト No.3」です。
・小平市用地収益化プロジェクト No.3
募集開始:9/21 17:30
予定年利:10%
運用期間:11ヶ月
募集金額:6,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後出資500万円
名前の通り、小平市の用地を収益化するという案件で、不動産のディベロップ案件になります。
すでに収益を生んでいる不動産ではないため、開発がうまくいかないリスクはありますが、そのリスクと引き換えにした高利率の案件と言えます。
物件の場所と道路計画
物件の場所は、「都市計画道路(小平3・3・3号)」の対象地域と表記されています。
都市計画道路の内容と地図を見比べると、道路部分は下記地図の「小平市立小平第十五小学校」の北側部分のようです。
・小平都市計画道路3・3・3号新五日市街道線 事業概要(pdfファイル)
周辺の地価は、路線価で20~27万円/m2。
Victory Fundの説明には、「第三者の不動産鑑定士評価書における近隣標準的画地の標準価格は280,000円/m2」、「売却価格は75,000,000円(215,517円/㎡)」と書かれており、いずれについても数字は妥当だと思います。
高利率案件ゆえのリスクに注意
Victory Fundでこれまで募集されてきた案件は、不動産の再生や収益化といったもので、「すでに一定の価値を生んでいる不動産」ではないことに注意が必要です。
一定のリスク(=リターンの不確実性)はある。それを呑み込んだ上での高利率であると理解した上で、投資行動を判断することになるでしょう。自分の許容リスクに応じ、分散先の一つとして投資すべきだと考えます。
今回の小平案件の説明には、
「【募集概況】当該対象地域を6分割し~」
とあり、今回はその3番目の案件にあたります。
まだいくつかの案件が募集される可能性が高いと思われますので、会員登録がまだの方は今のうちにどうぞ。