不動産投資型クラウドファンディング、「ぽちぽちFUNDING」で大きなニュースがありました。
内容を手短に紹介します。
<目次>
運営会社「アイディ社」へのM&A
ぽちぽちFUNDINGを運営する株式会社アイディは、品川区・大田区を中心にした50年の老舗不動産事業者です。
東証1部上場の「ディア・ライフ社」が、アイディ社の全株式を代表取締役らから取得、アイディ社を子会社化することになりました。
M&Aの意味とクラウドファンディング的な意味
M&Aの意味について、先ほどのWebサイトでは以下のように解説されています。
ディア・ライフは仕入・売却力の強化、今まで行ってこなかった施工業務請負や賃貸仲介・管理事業の取り込みによるグループの事業PFの安定・拡大を図る。
一方で、ディア・ライフはすでにFUEL社と業務提携し、クラウドファンディングサイト「DL FUNDING」を運営中です。
今回のM&Aにより、ディア・ライフ本体の運営する融資型クラウドファンディングと、アイディ社が運営する不動産投資型クラウドファンディングが存在することになるわけです。
(↓DL FUNDINGの直近の案件)
今後の推測
株式の譲渡、完全子会社化は2021/10/01付けで行われるということですが、大きな会社であればあるほど、お互いの企業文化を融合させるには時間がかかるものと推測されます。
結果として、最初の頃はそれぞれの業務を継続し、時間をかけてシナジーを模索していくことになるのではないかと推察しています。
できればシナジー効果がクラウドファンディングにも及んでくれればいいのですが、事業規模からするとクラファンの占める割合は少なく、後回しになってしまう可能性もあるでしょう。
となると足下は、アイディ社がディア・ライフ社の子会社となることで、ぽちぽちFUNDINGの信頼性が一段上がったという認識に留めておきます。