今回はタイトル通り、少し気になっているクラウドファンディングを二つ紹介します。
片方はSNSでやりとりをさせていただいている不動産投資型の事業者で、もう一つは・・・何型のクラファンと言えばいいのでしょうか?
<目次>
KORYO FUNDING開始!
SNSでやりとりさせていただいている不動産会社「香陵住販株式会社」から、不動産投資型のクラウドファンディングが登場しました。
「香陵住販株式会社」は2018年に東証JASDAQ市場に上場している企業。上場会社が行うクラウドファンディング、ということになります。
2022年現在、茨城県、千葉県、東京都にグループ会社を含め合計20店舗を構えている、地域密着型の事業者です。
下記のリンクの通り、経営成績も順調(直近で売上高78億円、経常利益6.5億円、純利益4.1億円)です。
KORYO FUNDINGの初回案件
KORYO FUNDINGの初回案件は、茨城県日立市にある物件が対象です。
・KORYO Funding-MC #1
募集期間:4/21~(先着式・後入金)
予定年利:4.8%
運用期間:12ヶ月
募集金額:5,390万円(1口10万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率30%
「劣後比率30%で4.8%12ヶ月・先着式後入金」という条件はオーソドックスですが、上場会社の信頼性を合わせて考えれば十分好条件だと思います。
投資対象は「船」? マリタイムバンク
もう一つ紹介するのは、「MatitimeBank(マリタイムバンク)」。
「日本初の船舶特化型クラウドファンディング」という、なんともユニークな事業者です。
マリタイムバンクの運営は「日本マリタイムバンク株式会社」。関係会社の「株式会社オーシャントラスト」は、船舶仲介業が主な事業内容です。
初回案件は満額終了
すでに満額終了しているマリタイムバンクの初回案件は、リベリア船籍の冷蔵船を対象としたものでした。
・冷蔵船1号ファンド
予定年利:4.84%(抽選式・後入金・バルーン返済)
運用期間:34ヶ月
募集金額:1億円
保全など:優先劣後方式 劣後比率30%
仕組みを見てみると、船を担保にとった融資型クラウドファンディングです。
面白いのは、不動産担保では評価額にあたるLTV(Loan To Value)の掛け目基準に、船のスクラップ代金を設定しているところ。
会社員時代はこのあたりのロジスティクスは少し関係していましたが、主に空輸で海運についてはほとんど知識がありません。
そのためリスクはこれから読み込んでいく必要がありますが、投資対象の分散としてはかなり興味深いので、次の案件に投資することを検討中です。