不動産投資型クラウドファンディングの「利回り不動産」の話題です。
以前に募集し延長していた41号・44号ファンドが償還されたことに際し、営業者から案件終了の挨拶がありました。これについて所感を記事にします。
<目次>
41号・44号ファンドの延長経緯
利回り不動産の41号・44号ファンドは、2024年の5月に運用期間が1年間延長される連絡がありました。
このファンドは練馬区中村北四丁目の区分マンションが対象で、同建物に関する権利関係を整理してバリューアップを行い売却を目指するというストーリーの元でファンド募集が開始されました。
その後権利関係の調整が長引くような不可抗力が発生し、代理人の仲介が入ることになり2025年2月に償還が行われることになりました。具体的には物件を更地化して売却(更地化費用は事業者負担)することに決定したそうです。
結果として私の投資していた41号では、運用期間12ヶ月→594日、年利7.0%で償還が行われ、55万円の元本に対して税引後¥49.853の収益をすでに受け取っています。
41号・44号運用結果
(利回り不動産公式サイトより引用)
今回の延長案件が終了したことを受け、利回り不動産の運営会社から挨拶(連絡)がありました。
・今回の事態は運営会社としても想定外の事態だった
・投資家が納得を得られるよう、「ネガティブな情報ほど詳細に、かつ運営会社と差異の無い情報を説明すること」「出資者以外にも知らせるために公式サイトで公開すること」「延長後も適時の報告を継続すること」などを社内で徹底した
・結果としてお互いに顔を知らない出資者とマンション原権利者が、ファンドを通じて築古マンション建替の課題を解決した
・このような複雑な権利関係の整理事例は業界でも数が多くなく、ある意味で画期的な成果となった
以上のようなリリースを行った背景には当然、不安を和らげ今後の継続投資を促す営業戦略としての側面があるでしょう。それを理解した上で、私は今回の連絡を高く評価したいと思います。
ネガティブな情報こそ公開する/運営会社と投資家で情報の非対称性を作らないという姿勢もそうですが、ファンドが終了した際に通り一遍の定型文ではなく、運営会社の言葉で連絡をしたことは素晴らしい姿勢だと思いますし、良いことはきちんと表に出して評価することが重要です。
我も人、彼も人。組織も人の集合。良いところは褒めるのが当然です。
ファンドが正常に運用されている限りは、連絡は素っ気ない定型文で構いません。正常から外れた時にこそ、サービス運営会社の運営姿勢が問われてくるものだと考えます。
新ファンドの情報
利回り不動産では、以前に募集したファンドのフェーズ2が予告されています。
・利回り不動産68号ファンド(沖縄県南城市VILLA PJフェーズ2 A棟B棟)
募集期間:2024/12/5 19:00~2025/1/14(抽選式・後入金)
予定年利:10%
運用期間:4ヶ月
募集金額:2億5,200万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率10%
68号ファンドは、以前に募集された57号ファンドのフェーズ2。沖縄の南城市知念にヴィラを新築する資金を集めるファンドで、本フェーズでは建物の建築資金を募集します。
ストリートビューで確認すると、2024年9月の時点で新築工事が行われていることを確認しました。
私は57号ファンドに50万円で投資していますが、つい先日「京都町屋再生プロジェクト」が償還されてデポジットに資金が残っているため、本ファンドには50万円を追加投資する予定です。
新規登録キャンペーン
利回り不動産では、下記の要領でキャンペーンが実施中です。ワイズコインは1コイン=1円で投資に利用できます。
概要 期間内に新規本会員登録完了で、1,000ワイズコイン
期間 2025年1月15日~2025年4月30日
プレゼント内容 新規登録特典 1,000ワイズコイン
利回り不動産への会員登録の際には、広告リンクをご利用いただければ励みになります!