融資型クラウドファンディング、オーナーズブックの話題です。
上場している不動産会社が運営するだけあって、全ての案件が実物不動産担保付き。
利率こそ控えめながら、これまでデフォルトゼロ、延長ゼロと堅い案件を取り扱っているという印象。
そのオーナーズブックを運営する企業の決算が出てきましたので、紹介します。
<目次>
コロナ禍の状況でもいい数字
オーナーズブックを運営しているのは、マザーズに上場しているロードスターキャピタル社(以下、LSC社)。
LSC社は8/6に第2四半期の決算を発表しましたが、その内容は順調そのものでした。
前年同期比で売上高+38%、経常利益+59%、当期純利益+63%。
コロナ禍の渦中にあってこの数字はお見事の一言。
また、創業以来の最大の仕入れも実現しており、その含み益もあるようで今後の経営数字にも期待が持てる内容となっています。
(Yahooファイナンスより引用)
この好調な決算を受け、LSC社の株価は1日ストップ高、500円弱から700円弱まで跳ね上がりました。
クラウドファンディング案件がでない理由
LSC社の連結業績は順調ですが、一歩でクラウドファンディング事業(つまりオーナーズブック)の売上はマイナス6%。
これは単純に、オーナーズブックで最近案件が出ていないことが原因です。その理由についても、決算資料の中で説明がありました。
やはり、オーナーズブックで案件が出ていないのは意図的な模様。
そしてその理由は「投資家に過度なリスクを負わせないため」とあります。
ここで言うリスクとは、「危険」の意味ではなく、「将来におけるリターンの不確実性」と読むべきだと思います。
現状コロナ禍で通常よりも不確実性が高まっているため、この状況が一段落(少なくとも収束のメドが付くまで)は、普段よりも案件が出にくい状態になっているということでしょう。
私の投資状況
現在、私のオーナーズブックでの投資状況は以下のようになっています。
一時は1,000万円くらいの投資をしていた時もありましたが、今は620万円と少し。投資中の案件で言えば600万円を切っています。
いずれはコロナ禍も収束に向かい、またオーナーズブックから活発に案件が出てくることを期待したいです。
興味のある方は、その時のために会員登録を検討してもいいかと思います。
*参考・引用元:LSC社の決算発表資料