SBIソーシャルレンディング(SBI SL)の話題です。
この年の瀬に、ちょっとびっくりしました。新しい大型案件が登場しています。
もう一つ、時間の問題となる朗報がありましたので、合わせて紹介します。
<目次>
SBISLバイオマスブリッジローンファンド12号
明日(2020/12/21)から、SBIソーシャルレンディングで新たな大型ファンドが登場します。
正直SBIの大きさや管理態勢を考えると、この年の瀬にこれだけ大きなファンドが出るとは思いませんでした。
・SBISLバイオマスブリッジローンファンド12号
募集開始:12/21 10:00~
予定利率:7.0%
運用期間:12ヶ月
募集総額:9億円
担保など:後述
同じ再生可能エネルギーでもソーラーファンドは良く出ますが、今回はバイオマスファンドの登場です(といっても2020年10月から、3ヶ月連続で登場していますが)。
利率7%ということで人気が出そうですが、気をつけなければならないこともあります。
その内容を紹介します。
担保には注意です
本件でもっとも注意しないといけないことは、担保です。
バイオマス発電所が予定通り稼働すれば、貸付額7億円に対して事業収益(収益還元法)は30億円ほどあるので、返済は簡単です。
ですが現時点で担保になっているのは、バイオマス発電所の事業用地(更地)の、さらに地上権分しかありません。
土地そのものならともかく、地上権(その土地を使う権利)だけですから、担保の「換価処分は困難」。簡単に言えばほぼ無価値ということです。
最悪の場合、元本が大部分削れることは呑み込んで投資を行うべきでしょう。
一方でバイオマスローンファンドはこれまで、1~11号が募集済。今回が12号になります。
投資先はそれぞれに異なります(共通のものもあります)が、1~6号については予定通り償還済みです。
担保価値が事実上ないこと、これまでの償還実績とSBIの目利きをどれだけ信用するか、というのが投資判断の基準になると思います。
あくまでも私の判断で言えば、少額で投資を行いたいと思います(それ以前に、投資に応募できれば、ですが)。
今年中にはNo.1?
SBIソーシャルレンディングの2020年11月末における融資残高は437億円、投資家登録は58,974名。
そして累計の融資金額は下記の通り、11月の時点で1,638億円です。
日本におけるソーシャルレンディングで、累計額が最大なのはmaneoで1,644億円。
maneoが今後募集を再開することはなさそうなので、おそらく今年中にはSBIソーシャルレンディングが累計トップ、ということになるのではないでしょうか。
私も引き続き、投資を行っていく予定です。