不動産投資型クラウドファンディング「Rimple(リンプル)」の話題です。
東証一部グループ会社のプロパティエージェント社が運営しているサービスで、テレビCMの効果もあって登録会員数は10万人以上と、同種サービスの中でも群を抜いています。
今回は募集中の案件の紹介と、私が投資しない超・個人的な理由を書いていきます。
<目次>
Rimple's selection #14
現在Rimpleで募集中の案件は、「Rimple's selection #14」。
「クレイシア秋葉原」の2室と、「コートヒルズ広尾南」の1室を複合したファンドです。
・Rimple's selection #14
募集期間:~5/17 18:00
予定利率:3.7%
運用期間:6ヶ月
募集金額:9,394万円
保全など:劣後出資比率30%
不動産調査報告概要(会員登録後に閲覧可能)によると、物件の鑑定評価額はほぼDCF法による収益価格と同程度で、過大評価も過小評価もしていない印象を受けました。
利率3.7%、期間6ヶ月はRimpleの案件では標準的だと思います。利率の内訳は全てインカムゲインで、物件の売却益によるキャピタルゲインは利益想定に含まれていません。
優先劣後構造
不動産投資型クラウドファンディングでは、不動産を直接所有しない分、営業者との間の利害を一致させる仕組みがあります。
Rimpleでは多くの同種営業者と同様、優先劣後出資(営業者が投資家と同じ案件に出資し、損がでた場合は営業者が最初に損を被る仕組み)を採用しています。
これまでのRimpleの案件では、劣後出資の比率は30%。おおざっぱに言えば、不動産価値が3割下がっても、投資家の元本は損害を受けないという仕組みです。
営業者が東証一部のグループ会社であり、安定性が高いことを含めて考えると、30%の劣後出資による出資金の保全はかなり堅く効いているものと考えられます。
Rimpleの特徴
これ以外にRimpleでは、「リアルエステートコイン」という独自の仕組みがあります。
リアルエステートコインは1コイン=1円で、Rimpleでのクラウドファンディング投資に用いることができます。
リアルエステートコインはクレジットカードやポイントサイトのポイント交換、あるいはプロパティエージェント社の株主優待で手に入れることができます。
独自のポイントシステムを持っているというのは、Rimpleの大きな特徴です。
投資しない理由
私がRimpleで投資しない理由について紹介します。
Rimpleの案件がかなりの人気で、いつも高倍率抽選になること、私はどちらかと言えば先着方式が好きなこともありますが、一番の理由は「どうにも縁がない」です。
投資タイミングで資金がなかったり、連続で抽選に落選したりと、もちろん私の運が悪いことが主な理由なのはまちがいありません。
一方で同じく人気で、抽選が高倍率のジョイントアルファ(穴吹興産が運営)だと、倍率10倍で当選したこともあり、何かと縁を感じてしまいます。
私がRimpleで投資をしない理由はこんな程度のものですので、「自分が投資していない=人に勧められない」ではありません。
Rimpleにしろジョイントアルファにしろ、運営会社の信頼性があり劣後出資30%が効いている安全性の高い案件だと思いますので、リスクを把握した上、高倍率で当選すればラッキーくらいの考え方で申し込んでもいいと思います。