不動産投資型のクラウドファンディングで、どちらかと言えば小粒な印象を受ける2つの事業者を紹介。
それぞれ新案件が募集予定になっています。
それほど大型ではない案件に応募するのは、なかなか案件が出てこない問題もありますが、一方でメリットもあります。
<目次>
ぽちぽちFUNDING5号
アイディ株式会社が運営する「ぽちぽちFUNDING」では、5号案件が募集開始となる予定です。
・ぽちぽちFUNDING5号
募集開始:6/2 10:00~(抽選式)
予定利率:5.0%
運用期間:約6.5ヶ月
募集金額:1,856万円
対象不動産は東京都大田区にある区分テナントビルで、劣後比率は20%。
もし不動産の価値下落が起きても、下落幅が20%以内であれば投資家の元本は高い確率で守られます。
運用期間は6.5ヶ月で、元利一括の支払いになります。
ぽちぽちFUNDING5号 実際の利率
クラウドファンディング投資をする際、少し気を付けなければいけないのは、案件の利率は表面的なものだということです。
実際には「資金の振り込みから運用開始の間」と「運用終了から資金の払い戻しの間」に利率が付かない期間が存在します。
この案件の場合は運用開始前に10日程度、運用終了後に1ヶ月の待機期間がありますので、この分を考慮した実際の利率は年利4.15%程度になります。
私のぽちぽちFUNDINGにおける投資は、これまでに2回。
第1号案件はすでに償還済みで、第4号案件が運用中になっています。
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ちょこっと不動産2号 花小金井
もう一つは「ちょこっと不動産」。株式会社良栄が運営しています。
先日サービスを開始したこちらでは、2号案件が登場しました。
・ちょこっと不動産2号 花小金井
募集開始:6/11 12:30~(先着式)
予定利率:6.0%
運用期間:約6ヶ月
募集金額:952万円
2号案件の対象は、花小金井にある賃貸中の区分所有マンションのうち2室です。
劣後比率は30%で、不動産の価値が3割以内の下落にとどまれば、投資家の元本が守られる可能性は高くなります。
さらにマスターリース契約がありますので、期間中のインカムゲイン家賃収入は賃借人が退去したとしても、マスターリース先が支払える限り安定的です。
劣後30%と合わせて考えると、よほどの事がなければ案件は無事償還される公算が高いでしょう。
ちょこっと不動産2号 実際の利率
ちょこっと不動産2号は、運用期間6ヶ月で表面利率は6%(年利)です。
先と同様、運用前・運用後の利率の付かない期間をさっ引いた、実際の利率を計算してみます。
運用前はだいたい2週間、運用後に1ヶ月の利率が付かない期間がありますので、これを補正すると4.84%になります。
私はちょこっと不動産の最初の案件に投資済で、予定通りなら2022年の1月末に元利が償還される見込みです。
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小さめの案件に投資をするメリット
不動産投資型では、大きな案件(数億円の後半)から小さな案件(数百万円)まで、種類も数もバラエティに富んだ案件が募集されています。
その中からどれを選ぶかは投資家次第ですが、あまり大きくない案件に投資をするメリットというものもあります。
不動産投資型は不動産事業者が新たなビジネスとして始めていることが多く、本業の不動産事業が好調である限り、あまり大きくない案件で利益を生む必要性は少ないです。
逆に案件がコケれば投資家からマイナスイメージをもたれ、新たなビジネスの芽を潰しかねません。
こういう事情から、本業に影響しない大きさの不動産投資型は将来投資と考えられ、安定性の高い案件を持ってくることが多いと思われるからです。