不動産投資型の「SYLA FUNDING」が、サービスサイトをフルリニューアルしました。
新しいサービス名は「利回りくん」です。内容を紹介します。
<目次>
やっぱり勘違いしますよね
SYLA FUNDINGは2019~2020年、SYLA(シーラ)社の不動産投資型クラウドファンディングとしてサービスを開始。
4号案件まで募集した後、サービスをいったん休止していたものが、今回ブランド名も変えてフルリニューアルオープンしたという経緯です。
(なお私も1案件に投資しており、無事償還されています)
ちなみに名前を聞いた瞬間、利回り不動産と混同してしまったのですが、同じような方を何人も見かけて私だけじゃなかったと一安心しています。
名前は似ていますが、利回り不動産は札幌市内の案件に主に投資するクラウドファンディングサービスです。
「応援型」の不動産投資型
「利回りくん」の特徴は、「応援型」の不動産投資型クラウドファンディングであることです。
「社会貢献、地域創生、誰かの夢に応援投資」といううたい文句になっていて、不動産を通じた応援の投資を行うもの。
看板のファンドとして、「イヌネコヒルズ『INUNEKO HILLS ROKUGODOTE』」が掲載されています。これは、「犬猫の殺処分ゼロを目指す」という前澤友作氏の挑戦を応援します。
前澤氏の挑戦に対して、個人投資家が何を応援するのか(やるつもりなら前澤氏だけで実行可能でしょう)と思わなくもないですが、それを言うのは野暮というものかもしれません。
それより気になるのは、投資期間10年という長さ。
不動産投資型クラウドファンディングの中ではダントツに長く、投資しているのを忘れてしまいそうです。最初からリファイナンスありきで投資期間を短くするか、あるいは投資家同士で持分譲渡ができるようにした方がいいかもしれません。
応援型ならではの特典も
「応援型」と称して投資家からの出資を集める以上、投資家には金銭的リターン以上の何かが与えられるべき、というのが私の持論です(さもなければある意味、善意の搾取になってしまうでしょう)。
利回りくんではそのあたりはきちんと考えられているようで、例えば
・ライバーズマンション(ライブ配信者用の防音マンション)案件 → 限定ライブへの招待
・シニアテックマンション(万が一の介護サービス付きマンション)案件 → SYLAマンションの割引
などの特典が用意されています。