今回は、ご当地の不動産投資型クラウドファンディングの話題。
土浦市・名古屋市・福岡市、それぞれの案件を紹介します。順番は、募集開始が早い順からとなります。
<目次>
えんfundingの福岡市案件
創業30年を迎えた福岡の総合不動産デベロッパー「株式会社えんホールディングス」が運営する、福岡県ご当地クラウドファンディングの「えんfunding」の新案件です。
・えんfunding 第12号ファンド【GRAN博多駅前】
募集開始:7/1 9:00~(抽選式・後入金)
予定利率:4.9%
運用期間:6ヶ月
募集金額:2,400万円(1口1万円、最低1万円~最大100万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率20%
物件所在はJR博多駅 徒歩8分。以前に募集された「エンクレスト博多駅前」に比べると駅から少し遠いですが、それほど問題になる距離ではなく、十分一等地です。
えんfundingの営業者であるえんホールディングス社は、福岡ではかなり有名な企業で実績も十分。
上場こそしていませんが、事業者の信頼性もあると思います。
一番の問題は、区分所有の一室が対象で募集総額が少なく、毎回抽選倍率が高くなること。
もちろん事業者には事業者の考えがあるのでしょうが、ここらで一つ大型ファンドとか欲しいですね。
信長ファンディングの名古屋市案件
東証スタンダード・名証メインに上場している「株式会社ウッドフレンズ」が運営する、愛知県ご当地クラウドファンディングの「信長ファンディング」の新案件です。
・信長ファンド12号
募集開始:7/5 12:30~(先着式・後入金)
予定利率:5%
運用期間:12ヶ月
募集金額:3,990万円(1口1万円、最低10万円~最大500万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率30%
対象物件は名古屋市中川区にあるKSグリーンホームズ、ペット飼育可能マンションです。
営業者であるウッドフレンズ社の自社物件となります。
マンションはRC造地上5階、築31年、19戸(現在空きゼロとの情報あり)。
家賃がだいたい7万円台という数字と募集規模から考えて、KSグリーンホームズ1棟まるまるが対象になっていると思われます。自社物件で劣後比率も30%あり、こちらも固い案件になっていると推測できます。
KORYO FUNDINGの土浦市案件
東証スタンダード上場企業である「香陵住販株式会社」が運営する、茨城県のご当地クラウドファンディング「KORYO FUNDING」から、サービス開始2つめの案件が登場します。
・KORYO Funding-MC #2
募集開始:7/12 11:00~(先着式・後入金)
予定利率:4.5%
運用期間:12ヶ月
募集金額:3,250万円(1口10万円、最大50万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率30%
茨城県南地区の分譲マンション7棟8戸が対象になる、不動産投資型クラウドファンディングです。
不動産は香陵住販社がすでに所有済みで、安定した運用状態にあるとのこと。
分配原資にも余裕があることから、比較的固い案件と推測しています。事業者が上場しているという信頼性もあり、かなり短期間で蒸発する可能性が高いです。
なにわファンドの寝屋川市案件
大阪で30年を超える実績のある「株式会社アンビシャスホーム」が運営する、大阪府のご当地クラウドファンディング「なにわファンド」からも案件が登場です。
・まいどmini1号
募集開始:7/15~(先着式・後入金)
予定利率:6%
運用期間:12ヶ月
募集金額:1,000万円(1口10万円、最大100万円)
保全など:優先劣後方式 劣後比率約30%
「まいどmini1号」の「mini」の意味はおそらく小型案件のこと、そしてなにわファンドさんの命名法によると、「まいど」と付くということはインカム型を指します(キャピタルなら「おおきに」)。
まいどmini1号は寝屋川駅徒歩10分の中古住宅4室1棟で、劣後出資比率が約30%、楽待に掲載されている価格を考えると募集金額には相当の余裕があると思われます。
またなにわファンドでは他企業とのコラボも行われており、今回の案件に投資すると深谷水産の「パリパリ わかめせんべい」がもれなくプレゼントされる、とのことです。