クラウドファンディング関連で、今年これまでのところ一番驚いたニュースが飛び込んできました。
短めの記事ですが、内容を紹介します。
<目次>
CAMPFIRE Ownersのサービス停止
CAMPFIREグループの融資型クラウドファンディング、「CAMPFIRE Owners」が新規ファンドの取り扱い停止を発表したのが、2022年5月のこと。
その内容は、CAMPFIREグループの方針と発表されていました。
CAMPFIREグループのプレスリリースでは「購入型クラウドファンディング事業への経営資源の集中、および運営体制強化を目的」と書かれており、これはその通りだとは思います。
しかしその一方でCAMPFIREにはIPO予測が出ていることから、融資型クラウドファンディングをビジネス上の不確定要素と見なし、IPO前に整理したという観測もありました。
投資型クラウドファンディングをメインにしている私としては思うところがありますが、ビジネス戦略としては融資型を整理するというのはあり得ない話ではありません。
CAMPFIRE OwnersにおけるMBO
その後、CAMPFIRE Ownersは「目下、新しい事業体制下でのファンド募集再開を検討しています」という発表に続き、新会社の「株式会社 SOCIAL COMMON CAPITAL(以下、SCC社)」の設立を発表。
このSSC社がシリーズAラウンド約1.7億円の資金調達を行い、CAMPFIRE OwnersをMBO(マネジメントバイアウト)することを発表しました。
(参考記事)
prtimes.jp
紆余曲折はあったものの、CAMPFIRE Ownersのサービスは新体制のもとで継続することになったわけです。
様々な事でドタバタするでしょうが、数ヶ月後にはファンドが立ち上がるのではないでしょうか。
ということで本来ならめでたしめでたしですが、その後の話がありました。
資金調達のでどころは、まさかの。
この資金調達、おそらくはどこかのVC(ベンチャーキャピタル)が出したものだと思っていたのですが、蓋を開けたらまさかの出所にびっくり。
(関連記事)
prtimes.jp
>株式会社 SOCIAL COMMON CAPITALと、株式会社 TRIAD及びLAETOLI株式会社は、融資型クラウドファンディング事業を中心とした協働を目的に、8月31日付けで資本業務提携契約及び業務提携契約を締結することをお知らせします。
( Д ) ゚ ゚
全額ではないでしょうが、資金の出所はまさかのCOZUCHI運営会社&そのパートナーの不動産投資会社でした。
これはまさに青天の霹靂。
融資型クラウドファンディング事業者同士の提携や、クラウドファンディング事業者が案件組成を進めるために様々な外部事業者と提携することはあっても、不動産投資型の事業者が融資型クラウドファンディング事業者と資本提携をするとは思いませんでした。
今回の件の所感
今回のCOZUCHI(の運営会社とパートナー会社)による、CAMPFIRE Ownersへの資本業務提携についての所感です。
まず重要なのはCAMPFIRE Ownersがサービスを再開する予定とは言え、CAMPFIREの肩書きを外してどこまでやれるかという問題。
元のサービス時代と似たような案件を募集し、実績を積み上げられるかがポイントになるでしょう。CAMPFIRE Ownersの現UIやサービスはなかなか優れていると思うので、これからの案件次第では期待できるかもしれません。
個人的には、新規案件をストップしているNextShift Fundの案件をなんとか引き継いで欲しいと思っています。
後は、COZUCHIとCAMPFIRE Ownersのシナジー効果がどうなるか。
相互送客を狙っているのは当然でしょうが、それ以外に何か面白いコラボがあればと期待せざるを得ません。
願わくは、何かの形で噛めれば最高ですのでお話をお待ちしております(ダイレクト営業)。
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