不動産投資型クラウドファンディングの新しい事業者を紹介します。
サービス名は「不動産BANK」です。
<目次>
事業者の紹介
今回紹介する不動産投資型クラウドファンディングの事業者は、「不動産BANK」です。
運営者は「株式会社ファミリーコーポレーション」。
国内外の不動産案件、土地活用、賃貸管理、リノベーションや不動産小口化商品を取り扱う2011年創業の会社で、本社は銀座駅近くの「GINZA SIX」ビルに入居しています。
2022年8月時点の売上高は約200億円、従業員は135名との情報でした。
代表取締役は「冨吉 範明」氏。
会社名及び代表名で検索してみたところ、ネガティブな情報は見当たりませんでした。
会社は「総合不動産事業で日本一の会社」を目標に掲げる実力主義という印象で、代表はかなりのやり手のようです。
総合不動産を生業とする事業者が、ビジネス多角化の手段の一つとして不動産小口化商品(クラウドファンディング)に参入するという、標準的なケースのように見受けられます。
ファンドの特徴
不動産BANKの運営事業者であるファミリーコーポレーション社は、「中古アパートの販売実績No.1(2022年大手調査会社調べ)」の実績を活かし、クラウドファンディング化してから3件のファンドはいずれも中古アパートを対象にしています。
内容は国分寺市、鎌ケ谷市、船橋市の中古アパートであり、運用期間は12ヶ月前後・予定年利は6%。
不動産投資型クラウドファンディングとしては標準的な期間と、やや高めの利率となっています(利率の高さは、案件が中古アパートであることを考えれば自然なことでしょう)。
2022年11月に1件、2023年1月と2月に1件ずつのファンドが登場していますので、そろそろ次のファンドが登場する頃合いかもしれません。
私の投資実績
私も不動産バンクにはすでに会員登録を行い、投資も行っています。
クラウドファンディング化(完全電子化)してから2番目の案件、「鎌ヶ谷市1棟マンション」に50万円を投資済です。
予定通りなら2024年1月に、税引前利益23,650円が元本とともに償還される予定です。
不動産BANKは運営事業者が多くの中古アパートを手がけているだけに、利率が比較的良い中古アパートへの小口投資ができる事業者として個人的に期待しています。
中古アパートは経年劣化や維持管理費の問題がありますが、運用期間が1年程度である不動産投資型クラウドファンディングの場合、それらの問題をそこまで気にする必要がないという優れた点があると考えています。