国内・海外両方の案件を取り扱う「TECROWD(テクラウド)」から、海外の高利率案件が登場しました。
利率だけなら間違いなく人気が出るでしょうが、海外かつ長めの投資期間。判断のポイントと私の投資判断を紹介します。
<目次>
TECROWD62号ファンド
TECROWDで次回募集されるのは、同サービスでは初めてとなるスリランカ案件です。
・TECROWD62号ファンド「COLOMBO INTERNATIONAL AIRPORT HOTELS」
募集開始:5/21 18:00~(先着式・後入金)
予定年利:10.5%
運用期間:36か月
募集金額:15億6,240万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約10%
62号ファンドの対象となるのは、TECROWDでは初めてのスリランカ案件。
スリランカ唯一の国際空港である、バンダラナイケ国際空港に直結するホテルを取得・運用する内容です。
Googldマップで検索すると、空港近くにはいくつかのホテルはあるものの直結ホテルは無い様子。
そういう意味では差別化が図られており優位性はありますが、海外案件だけに不確実性はどうしてもつきまといます。私が考える投資判断のポイントと、自分なりの結論を紹介したいと思います。
投資判断のポイント
対象となるホテルは現在建設中なので、現状で収益を生むものではありません。ホテルは2025年の3月に竣工を予定していて、それ以降は収益が発生します。
年利10.5%の高利率ですが、運用期間が36ヶ月と長期でありキャピタル収益(不動産の売却益)は最後のみで発生します。
ファンドの利点と欠点を簡単にまとめると、以下の通りです。
・利点:高金利、マスターリース契約による賃料固定
・欠点:長い運用期間、開発案件、海外不動産
投資判断のポイントとしては「ホテルの運営が首尾良く行われるかどうか」という点に尽きると思っています。
ファンドページには(なぜか)記載がありませんが、契約成立前書面に記載されている協業会社はこれまでTECROWDで多くの実績があり、また協業会社の親会社は中央アジア圏でのビジネス実績が豊富であることから、海外不動産&開発案件であることのリスクは一定程度軽減されていると考えます。
そのためホテルの運営が上手くいく可能性は十分高く、分散投資先として検討する価値はあるでしょう。私は50万円で先行抽選に応募しました。
(注意点)申し込み方法の変更
TECROWDのシステムは2024年3月から変わり、申し込み方法が変更となっています。変更後に2つのファンドが募集されているので多くの方はご存じでしょうが、テクラウドでの投資が久しぶりの方は注意して下さい。
主な変更点としては、以下の通りです。
・「契約成立前書面」、「契約成立時書面」、「クーリングオフ」の書類3点がポップアップで表示されるようになった。
申込デモ画面が実装され申込操作を試すことができるとのことなので、実際の募集の前には操作方法を確認しておくことをお勧めします。
(TECROWD 会員登録方法)
www.sallowsl.com