不動産開発案件を扱うクラウドファンディングの「Victory Fund」から、この後新たなプロジェクトが募集開始になります。
年利12%は魅力的ですが、リスクをしっかり認識する必要があります。
<目次>
福岡市介護・医療プロジェクトNO.2
Victory Fundで募集が予定されているのは、一棟複合ビルのプロジェクトです。
・宇都宮市プロジェクト
募集開始:3/12 12:30~(先着式・後入金)
予定年利:12%
運用期間:12ヶ月
募集総額:4億5,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率約1%
対象不動産はJR宇都宮駅から徒歩13分にある「POWER 5 RESIDENCE」。
1~3階が事務所/店舗エリア、4~5階が居住エリアになっている複合ビルで、2階はフロア全体が最先端の機器を備えた音楽スタジオとなっているとのこと。
(ストリートビュー)
調べたところビルの中にはピラティス・フィットネスタジオ、ダンススクールなどが入居している模様。また以前はレンタルスペースとして貸し出されていた形跡がありますが、少なくとも今はやっていない様子でした。
(それにしてもVictory Fund、毎回ファンド説明にちょこちょこ誤字脱字があるのは修正してもらいたいと思います。こういうのは一事が万事なので)
リスクと投資判断
本ファンドの運用利回りの算定については、「前所有者と居住者との契約条件であった月額250万円を適用」とファンド内に説明があります。
ただしこれだけでは年間賃料が3,000万円となり、募集総額に対しての利回りは6.5%程度となります。そのため本ファンドはインカムだけではなくキャピタル(売却益)も含んでいます。
今回の宇都宮プロジェクト、利率は12%と魅力的ながら下記のようなリスクがあります。特に売却先については、ファンド説明の中に大まかなストーリーを書いておけば投資家の安心に繋がるのではないでしょうか。
・ファンド出口の売却先が不明(自社買取か外部売却か)
・仮に外部売却だった場合、地方都市のため売却が低調だとリカバー可能性が未知数
・劣後出資比率がかなり薄め
結論として、大きな金額を投資するには向きませんが少額投資であれば検討する価値はあると考えます。
Victory Fundは不動産開発案件を主に扱うため、通常の不動産投資型クラファンに比べリターンもリスク(=リターンのブレ)も大きくなりがちですが、クラファンの経験がありリスクを認識している投資家であれば、より高いリターンを狙うための分散投資先として利用できると思います。
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