新たな不動産投資型クラウドファンディングの紹介です。
今回紹介するのは「ナインファンド」。北海道にある会社が運営し、北海道の不動産をメインとしています。
<目次>
運営会社の紹介
今回紹介するナインファンドは、不動産投資型クラウドファンディングのサービスです。
運営会社は株式会社ファクター・ナイン。北海道の札幌市に本社があり、賃貸用デザイナーズマンションを主力商品とした投資用不動産の企画・売買を行う不動産会社です。
創業は2001年で24年目。不動産事業の企画・管理・施工・内装・ガスや灯油の供給までを行うワンストップサービスを提供しています。
代表取締役は「高橋 宏弥」氏。
運営会社及び代表取締役の名前でウェブ検索及びAI検索を行ったところ、明らかにネガティブな情報は見当たりませんでした。また不動産特定共同事業者許可の番号も、国土交通省のWebページで確認済です。
これらの情報より、ナインファンドの運営会社には大きなリスクはないと判断します。
サービスの特徴
(過去の募集ファンド)
ナインファンドは2024年12月10日に第1号ファンドの募集を開始し、記事作成時点で合計5つのファンドを募集済あるいは募集予告しています。
サービスの内容は
・小口(基本的に10万円単位)での不動産投資が可能
・優先劣後形式(原則20%以上)
・電子的手続きで完結
となっており、既存サービスと比べてそれほど特徴があるものではありません。
一方で、仕入れから運用の全てをグループ会社一体のワンストップサービスで行いコストを削減することにより、インカム型がメインでありながら比較的高い利率でファンドを組成できること、また北海道の札幌という立地が投資対象の分散に使えるなどのメリットがあります。
首都圏の不動産は確かに鉄板ですが、それだけでは利率も出ませんし不動産の立地集中によるリスクもあります。
小口で投資できるクラウドファンディングだからこそ、様々な投資対象に分散を行うことでより高い利率を求めていくという使い方が適切だと考えます。
これまでのファンド実績
記事作成時に募集済/募集予定となっている5ファンドの情報は以下の通り。今のところ全て抽選式です。
・NINE FUND Vol.1 札幌の高級タワーレジデンス区分所有(自社物件)、インカム型、2,000万円、年利9%・約3ヶ月、劣後比率60%
・NINE FUND Vol.2 札幌の高級タワーレジデンス区分所有(自社物件)、インカム型、2,000万円、年利9%・約3ヶ月、劣後比率60%(注記:Vol.1と同じ不動産)
・NINE FUND Vol.3 札幌の店舗付き共同住宅(自社物件)・マスターリース付、インカム型、5,000万円、年利7.9%・約6ヶ月、劣後比率50%
・NINE FUND Vol.4 札幌の一棟アパート(自社物件)・空室保証付、インカム型、5,000万円、年利7.9%・約6ヶ月、劣後比率44%
・NINE FUND Vol.5 札幌の一棟アパート(自社物件)・空室保証付、インカム型、5,000万円、年利7.9%・約6ヶ月、劣後比率44%(注記:Vol.4の隣接不動産)
見ての通り、インカム型で保全が手厚く効いている割には利率が高く好条件のファンドが揃っています。サービス開始から間もないこともあり、おそらく今はオープンセール中なのでしょう。
相対的に良い条件のサービスやファンドは、長い目で見ればいずれ必ず希釈して平均化されます。そう考えると、ナインファンドへの投資は今のうちがチャンスと言えるのかもしれません。