ソーシャルレンディング投資記録(新)

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ランキングや格付け、意味あります?



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今回はクラウドファンディング全般に関して、余所様のコンテンツに難癖を付けるつもりはありませんが一応書いておこうかと。

クラウドファンディング投資の事業者における「ランキング」や「格付け」などのコンテンツは、基本無価値です。


 ソーシャルレンディング投資記録


<目次>

 
 

ランキングや格付けの問題点


最初に書いた通り当記事は、余所様のコンテンツに難癖を付ける目的ではありませんので、どこのどんな記事を念頭に置いているかという具体例はありませんし聞かないでください。


少し検索してみると一目瞭然ですが、クラウドファンディング事業者についてのランキングや格付け記事は色々ヒットします。私も何回か、ランキングや格付けを取り上げないのか? と聞かれたことがります。

ですが少なくとも当ブログにおいては、今も将来的にもランキングや格付け記事を掲載することはないでしょう。


理由は簡単。そういった記事は客観性に欠け記事の品質に劣るからです。


投資の世界に絶対はないこと/事業者の方針や募集するファンドが不変ではないことを考えれば、全事業者のランキングや格付けは等価とも言えます。そこに敢えてランキングや格付けを出したところで、その客観性はどう担保するのかという問題から逃れることはできません。

投資家の評判が高い=ランキングが上位なのだとすれば、それは客観的なランキングではなくただの人気投票結果です。累計募集金額(累計償還金額)が多い=ランキングが上位とするなら一定の客観性はありますが、結局は投資の安全性を保証しません。つまりランキングで上位にあることは、投資成績とは何ら関わりが無いことになります。


格付けも同様で、安全性が高いように思える事業者を挙げろと言われればもちろん挙げられますが、それはあくまでも現在までの実績による主観の枠を出ず、客観的な格付けの根拠として良いものではないでしょう。


一例を挙げれば、SBISLは多くの人に優良な(≒格付け上位の)事業者と判断され、人気(≒ランキング)も常に高位でした。

これが「ランキングも格付けも基本無価値」と私が主張する傍証の一つです。
 
 

もう一つの問題点


クラファン事業者のランキングや格付けが持つもう一つの問題点は、投資家側の多様性を否定(もしくは無視)していることです。


各投資家によって資産量が異なり、リスク許容度が異なり、またクラウドファンディングへかけられる労力が異なります。投資は人がやるものである以上、その投資家の属性や嗜好を無視したランキングや格付けは机上の空論に過ぎません。

投資の結果は自分が引き受けるものでしかない以上、ランキングや格付けをいくら主張しようが「あなたの評価は低いかもしれないが、私の評価は高い。みんな違ってみんないい」で終わってしまう話です。


それでも私がランキングのようなものを作るのであれば、自分自身の投資額をランキングにするでしょう。投資額が上位にある事業者には一定の信頼を置いているのは間違いありません’(投資額が少ない事業者であっても、単に投資機会に恵まれなかっただけというパターンがありますので、逆は真ならずです)


ちなみに2025年5月末時点では、投資額TOP3はこんな感じです。


CAPIMA(キャピマ)
CAPIMA:1,270万円(広告リンク)


TOMOTAQU(トモタク)
TOMOTAQU:1,030万円(広告リンク)


 
 

攻略本症候群にご用心


本記事の結論としては、「ランキングや格付けという、分かりやすさだけを追求したコンテンツは投資の本義としてふさわしくない」というものです。


もう一度言います。客観的かつ普遍の事実を背景にしないランキングや格付けは無価値です。

そんなものを出しているメディアがあったとしたら、そのメディアの質は色々残念ですね(黒ウサギ)。


ただこれはあくまでも「事業者のランキングや格付け」であって、個別ファンドについての安定性やオススメを紹介するのはある程度「アリ」だと思います。もちろん紹介者の主観という色眼鏡で見る必要はありますが。


ところで最後に一つ、「なら結局何を見れば正解なんだ」と思ってしまった人がいたら要注意です。正解なんて始めから存在しません。


投資だろうが人生だろうが同じですが、世の中は多かれ少なかれ不確実性やリスクがあります。

仕事でちょっとミスをする、生活でちょっとケガをする、投資でちょっと損を出す、そんなリカバーできる程度の不確実性やリスクはぶっちゃけた話どうでもいいことで、そんなもの一々回避していられません。


本当に怖れるべきは正解や最善手を求めるあまり、悪しき単純化や見た目の分かりやすさに飛びついてしまこと。これは「攻略本症候群(*)」の症状の一つです。

そしてランキングや格付けという「分かりやすさを過剰に重視したコンテンツ」に飛びつくことは、攻略本症候群に罹患するきっかけとなり、あるいは症状を悪化させる原因となり得ます。ご用心ご用心。


多様な情報が手に入る現代、何につけても最適な攻略法があると妄想することから生じる様々な症状。主な症状として何かor誰かへの盲信、思考の硬直化及び先鋭化、攻撃性の亢進、詐欺被害に遭う可能性の増大、投資における損失確率の増大などが挙げられる(SALLOW命名)。
 
 



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