最近少し気になっているロボットアドバイザーの話題です。
私はすでに「WealthNavi(ウェルスナビ)」と「THEO(テオ)」を利用しているのですが、3つめはこれかな、と思っています。
進化形のロボットアドバイザーの紹介です。
<目次>
ロボットアドバイザー×AI
注目しているロボットアドバイザーは、「FOLIO ROBO PRO」 です。
通常のロボットアドバイザーは、ノーベル賞を受賞した投資理論(各種投資商品のリスクやリターンの関係や相関性を明らかにしたもの)にもとづいて、同じリスクの中でリターンを最大にするように投資商品の組み合わせを設定しています。
この決めた設定にしたがって自動売買、バランスの組み直しなどを行うのが、ロボットアドバイザーです。
一方で、「FOLIO ROBO PRO」(広告リンク)の場合、この投資商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を決定する際に、AIを利用するところが異なります。
AIを使い、どうやってポートフォリオを決定するか、詳細はこちらの記事でどうぞ。
2020年3月、どうなったのか
FOLIO ROBO PROから今回公開されたのは、「3月末までのリターン」。
2020年3月はご存じの通り、世界に新型コロナウィルスの感染が巻き起こった時期です。
その時期のFOLIO ROBO PROの投資成績は、一般のロボットアドバイザーと比べてどうだったのか。
結果はこうなりました。
一般的なロボアド対比+9.5%。
「一般的ロボアド」という定義は少し曖昧です(一般的な運用アルゴリズム、リバランス有りとのこと)が、それにしても優秀な結果であることはまちがいないと思います。
次に、この成績の中身、つまり日々の値動きを見てみます。
通常局面においての値動きは一般的なロボットアドバイザーと同程度、そして下落局面ではかなり強いということが分かります。
これで上昇局面も鈍い値動きであれば、単に「リスクの大きなポートフォリオを組んでいるロボットアドバイザーと比べた」ということなのですが、上昇局面では普通の値動きであることから、AIは良い仕事をしていると思います。
この結果は立派だと思います
この2020年3月は、ほとんど全ての投資商品(株式、債券、不動産など)が大きく値下がりをした期間となりました。
それらの投資商品の値動きとFOLIO ROBO PROを比べてみると、その優秀さはよく分かります。
値下がりがおとなしい投資商品は米国債券と金、そしてここには載っていませんが日本債券くらい。
その中で一般ロボアド比+9.5%の成績を出すためには、値下がり危機を判断して先進国債券へ資金を移すか、もしくは現金として持っていることくらいしか方法がありません。
これを精度良く判断できる方なら、素晴らしい投資家になれるでしょう。
凡人である私はこの判断をする自信はなく、素直にAIを頼るのが最適と言えそうです。
今回の結果を見て、FOLIO ROBO PROへ投資することを決めました。