ロボットアドバイザーにAIを搭載した「ROBO PRO」の話題です。
「ROBO PRO」最大の特徴は、AIによりポートフォリオ(資産の組み合わせ)が変わるところ。
そのポートフォリオの変更はいつ、どのように、どの程度行われるのかを定点観察してみました。
<目次>
ROBO PROのポートフォリオ
ROBO PROにおけるポートフォリオは、ログイン後の画面を見ることで分かります。
下記が最新、7/11時点のポートフォリオです。
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株式59.08%、債券19.00%、不動産1.20%、コモディティ14.20%、現金6.52%。
株式への投資比率が6割近くを占めていることから、かなり積極的にリスクとリターンを取りに行く姿勢であることがうかがえます。
ロボットアドバイザーが実際は何に投資をしているか、より詳しい紹介は下記の記事からどうぞ。
ROBO PROのポートフォリオ
今回は、7/2~7/11までの10日間でROBO PROのポートフォリオを追ってみました。
その結果、日ごとのポートフォリオの変化は以下の通りです。
この10日でポートフォリオに大きな動きはなく、あえて言えば債券とコモディティが微減して株式が増えています。
ポートフォリオに大きな動きがないことから、AIは現状を安定的だと捉え、かつリスクオン(リスク資産に資金を投入する状況)とみているということでしょう。
もしかしてROBO PROの投資割合はそんなに動かないのでは? と思う方もいるかもしれませんが、下記の画像をごらん下さい。
これは5月初めのポートフォリオです。
株式43.82%、債券40.02%、不動産11.06%、コモディティ5.09%と、現在と比べかなり異なります。
AIが投資商品の割合を動かすべきだと判断すれば、かなりダイナミックに資金を動かしていることがよく分かります。
もしかすると、資産を大きく動かすのは1ヶ月に1度のタイミングなのかもしれませんし、もう少し定点観測を続けてみます。
ここ10日の実績はどうだったのか?
そして一番重要な、投資の実績について。
10日前の資産は以下の通り。投資元金は20万円で、10日前の時点で含み益は4,321円(+2.16%)でした。
そして直近の状況は下記の通り。含み益は9,343円(+4.67%)に増加しています。
もちろん、ロボットアドバイザー投資は外部環境に大きく依存しますので、この短期間でROBO PROの実力を決めつけることはできません。
しかし世界全体が成長していたとしても、その成長を上手く取り込めていることはまちがいなく、このまま投資を続けていこうと思っています。