今回はFIREに関する雑記で、ツイッターで仲良くさせていただいている方からの気付きを紹介します。
私めがけての言葉ではないのですが、もろに刺さりました(笑・・・えない)ので、雑記として個人の見解を書いていきたいと思います。
<目次>
火の玉ストレートの言葉
FIREについては色々な定義がありますが、本記事ではFIREの「R:Retire」とは、「勤め仕事を辞めること」を指します。なので人によっては本記事におけるFIREは、セミリタイアを指すかもしれません。
さてそれでは、ざっくりと刺さった言葉を紹介します。
刺激的な言葉なので、呟いた方の名前やツイートの直接引用はしませんが、内容は以下の通りです。
FIREが夢とか目標なのじゃなくて、FIREの先も一緒に語って欲しいです。
労働からの逃げではなく、FIREしなければ出来ないような夢を。FIREは通過点であり、その向こうに何かを見ているから手段としてFIREするんでしょう?
一般人が言えば「FIREも難しいヤツが何言ってるんだ」などとツッコまれそうな言葉ですが、これをツイートした方は(各種証拠から考えるに)一般人ではなく、すでに人生一回分以上の資産を築き、その資産をさらに増やそうとしている経営者の方です。
私に向けて投げられた言葉ではないのですが、ざっくりと刺さりました。
おぼろげに考えていたことはありましたが、FIREは到着点でなく通過点、目的ではなく手段というのは、私にはその通りだと感じられました。
気付かされたらしかたない
現在の日本において通常の収入・支出・資産構築を行っている限り、FIREすること自体それほど簡単なことではありません。なので、それを目標としておくことは間違いではないと思います。
しかし別の見方をすれば、FIREは目標ではあるものの「最終」目標ではないと映るのでしょう。
これはどちらが正しい、どちらが間違っているというものではなく、ただ見ている視座が違うだけです。
資産構築を行っている労働者の視座であれば、FIREは最終到達点。FIREがすでに選択肢となっている人間からすれば、FIREは通過点にすぎない。ただそれだけのことです。
それにしても、より上の視座から言われて「気付かされた」以上は、そこから目を背けるのではなく、きっちり自分のものにしたいところです。
言っている当人は挑戦を仕掛けたわけではないのですが、私が挑戦と受け止めた以上はきっちり買う。そんな心持ちになりました。
現状を考えてみる
まずは自分の現状を考えてみます。
FIREのうちFI(Financial Independence)については、達成あるいはゴールテープは見えている状態で、ゴールの向こうを走り続けるも足を止めるも自由にできます。
とは言えお金と知識は、いくらあっても仇にこそなれ無駄にはならないものですから、多少ペースを緩めることはあっても、私が資産構築の足を止めることはないと思います。
次にFIREのうちRE(Retire Early)については、一応会社に属してはいますが実質的にはほぼ達成です。
私の提唱・実践している「ゆるリタイア」は最終局面で、会社と私の立場を同等にすることができましたので、私にとって会社はもはや勤める場所ではありません。上から目線で表現すれば、「居てあげている」場所です。
FIREのRを「勤め仕事を辞めること」と定義するなら、今の時点でもはや辞めているようなものですし、週2~3日しか労働していない現状ではセミリタイアしていることと違いはありません。
(関連記事)
www.sallowsl.com
FIREの向こうに見えるもの
以上の現状を踏まえて、考えてみます。
これまで資産構築の方法は様々に検討してきましたが、FIREを通過点としてその向こうを考えるのは後回しにしてきました。
FIREに到達してもその後、「小人閑居して不善を為す」になってしまっては、世の中にとっての害悪です。FIREしたからこそできることを、そろそろ家人とも話し合っていきたいと思います。
資産構築さえ満足にできていない状態で、いくら社会(ソーシャルグッド)を語っても画餅に帰すだけです。
一方で資産があれば選択肢は増え、その選択肢の中から世のため人のためになることを選ぶこともできます。100回の選択から99回を自分と家族のためだけに使ったとしても、1回でもソーシャルグッドを選んだなら、ゼロよりはよほどマシでしょう。
まとめ:何でも屋のFIRE後
私は会社の中でも、会社の外でも何でも屋の自覚があります。
会社の中ではデスクワークが主ですが、実際に手や身体を動かすことも嫌いではありません。
突出した能力のない何でも屋ならばこそ、できることは色々ありそうです。
幸いにもFIREはすぐ目の前、資産もそこそこ、選択肢はたくさん。
次は何をしようと思えるのか、楽しく迷いながら考えていきたいと思います。