先日の雑記で、会社を辞める導火線に着火したよ、という話題を書きました。
今回はこの続編となります。私の提唱・実践する「ゆるリタイア」、仕上げの局面に入ってきました。
<目次>
ゆるリタイアのおさらい
私の提唱・実践している「ゆるリタイア」について、簡単に紹介します。
(すでにご存じの方は読み飛ばして下さい)
経済的自立を得て早期退職をしようとするFIRE(Financial Independence, Retire Early)とゆるリタイアは、多くの面で共通点があります。
FI(経済的自立)を目指すところは共通。しかしRE(早期退職)を目指すFIREと異なり、ゆるリタイアにおけるRetireはケセラセラ、つまり「なるようになれ」という状態です。
ゆるリタイアにおいては、FIREを目指す努力の一部を、会社における周囲状況を良くすることにも振り向け、自分の居心地の良い場所を作ることを目的とします。
その居心地の良い場所があるうちは働くし、居心地が悪くなればFIを利用してさっさと辞める、というのが「ゆるリタイア」における基本戦略。
FIREが一意専心型の戦略とするなら、ゆるリタイアは何でも屋の戦略と言えると思います。
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爆弾投下
下記の記事で、会社を辞める導火線に着火したという話を書きました。今回はその続編です。
今回、上司の上司にあたる人物と、今期(2021年4月~)の業務や組織に関する面談がありました。
直属上司には上記記事の時に辞意を告げ、かつこの面談で辞意を告げると了解をもらっていましたので、遠慮無く爆弾を投下することにしました。
反応としては一通りの慰留はあったものの、「そもそもフルタイムで働く必要性がなくなったから辞める」という私の主張を崩すことはできない(*)ため、最後は「話は聞いた」という反応で終わりました。
*当社の勤務形態は原則、産休・育休・介護を除けばフルタイムのみ
相手の人柄&現在の組織状況から推測して、少なくともその場ではドライな反応が返ってくることは想定内でした。おそらくその後は色々なところに飛び火するでしょうが。
今後の予想と対応策
今後組織側がとってくる手段はいくつか考えられますが、もっとも予想されるのは遅滞戦術です。
話は聞いたと言っておいて、実際はその話は無かったことにして振る舞い、できればウヤムヤにしようとするものです。
自分で言うのも何ですが、私は組織内の何でも屋で、前衛部隊としての活躍はほとんどありませんが、あまり人のやりたがらない業務を幅広くこなすのは得意です。
そして私の何でも屋稼業を一人で引き継げる人は、現組織にはいません。数名がかりなら引き継げるでしょうが、そんなマンパワーの余裕はなく、組織としては私を放出する手はないからです。
ただ私としては、「話は聞いた」という言質だけあれば十分です。
組織が行うだろう遅滞戦術に対するこちらの対応戦術は、「周囲に話しまくって既成事実化する」です。
いずれ数ヶ月経っても何も変わらないのなら、「さらにその上にまで辞意を告げますが、いいですね?(もう当然話は上げてますよね?)」と今回面談した上司に言うまでのことです。明らかにしたい話は、打ち上げてこそ効果があります。
あるいは、私のような例はこれまでほとんどなかったのですが、会社の制度として何か使える手があるのかもしれません。
「働きたい時に、働きたいだけ働く」なんてことが可能な仕組みがあるのかどうか分かりませんが、そうなったらそうなったでまた別の判断を下すことになるでしょう。
ゆるリタイアの仕上げ
ということで、私のゆるリタイアはそろそろ仕上げの時期に来ました。
リタイアにはその人ごとに「今の会社を辞める」、「(会社仕事に限らず)継続的な仕事は辞める」、「完全に仕事を辞める」など、色々な意味があります。FIREにもファット、リーン、サイド、バリスタなど色々な種類があるのと同じことです。
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私はとりあえず、フルタイムで働く仕事からリタイアしようと思います。
(もっともフルタイムと言っても現状、私は業務のやり方や業務時間でかなり裁量をもらってますが)
会社で私は何でも屋でしたが、会社の外でも何でも屋なことは変わりません。フルタイムの時間拘束がなくなれば、やってみたかったことはたくさんあります。
今の会社にこのまま在籍するタイムリミットは、原則として1年。
会社がその1年の間にどういう答えを出すか、それによって身の振り方を決めます。
この残り1年は、今まで以上にのんびりゆったり、会社の業績他人事で過ごしていきたいと思います。
(今までは会社の業績に興味があったのか、というツッコミは無しの方向で一つ)