新しい不動産投資型サービス「FUNDI(ファンディ)」の話題です。
鳴り物入りの初回ファンドから数えて、4番目のファンドがそろそろ募集開始となります。
<目次>
FUNDIのおさらい
FUNDIは新しくサービスを開始した不動産投資型クラウドファンディングで、初回案件は年利12%の上アップサイド配当も期待できるという、オープニングセールに相応しい太っ腹な内容となりました。
下記の記事で運営会社、代表取締役の略歴、サービスの特色などについて紹介しています。
(関連記事)
www.sallowsl.com
FUNDIの大きな魅力は、「アップサイド配当」。
これは不動産が想定を超えた価格で売却された場合、「想定配当+余剰配当の10%」あるいは「余剰配当の25%」のどちらか高い方が配当額に設定される、というものです。
すべてのファンドにおいてアップサイドがあるとは限りませんが、アップサイドの可能性があるというだけで投資の楽しみは増えるもの。実際に最近のクラウドファンディングでは、上振れ可能性のあるファンドに人気が集中する傾向があります。
蓄電池ファンド登場!
FUNDIの#4プロジェクト、蓄電池のファンドが予告されています。
・長野県上田市 蓄電池 FUNDI プロジェクト#4
募集開始:2/28 19:00~3/10 12:59(抽選式・後入金)
予定年利:10.5%
運用期間:11ヶ月
募集金額:5億1,000万円
保全など:優先劣後方式 劣後比率5%程度・蓄電池設備に担保設定
本ファンドの対象土地は長野県上田市に所在する土地。
この土地を系統用蓄電所用地として蓄電所を建設する工事等を開始し、ファンド運用期間中に工事を完了・完成後に売却を行う予定。売買契約がすでに締結されているという意味では、EXITファンドになります。
ただこういった契約は締結=履行ではないこともあり、本ファンドでは上場会社のグリーンエナジー&カンパニー社が買取保証を付けています。
なぜEXITにも関わらず買取保証を付けるかですが、これは投資対象としての蓄電所がまだ黎明期にあることと深く関係しています。
蓄電所市場はこれから大きく伸びていくことが期待されますが、現在はまだ工事業者も含めた市場関係者の経験や実績が乏しいため、実際に蓋を開けたら運用期間が長引く and/or 費用が追加でかかるといった想定外の出来事が起きかねません(これは蓄電所のみならず、太陽光の黎明期にも起きたことです)。
市場のポテンシャルは大きいものの未熟ゆえに保全が必要。これが、上場会社の買取保証がある理由です。裏を返せば、今後蓄電所ビジネスが発展していくとこういった好条件の案件は出てこないということでもあります。
もう一つの特徴と、投資判断
売買契約と別に上場会社の買取保証があることも保全の一つですが、本ファンドにはもう一つの特徴があります。
ファンドが成立すると蓄電所の工事が行われるわけですが、そのための設備などに譲渡担保が設定されているということです。不動産投資型で担保設定が行われるというのは、極めて珍しいことと言えます。
もし万が一売買契約が履行されず、かつ買取が行われなかった場合、蓄電池の設備はFUNDIの営業者に譲渡されます。こういったことを考えると本ファンドは不確実性が低いとは言えないものの、不確実性を緩和するための保全は相当に手厚いと言えるでしょう。
こういった背景を勘案して、まだ黎明期の投資対象ですが私の投資判断はGO。50万か100万かは手元資金と相談して決めます。
ファンドは抽選募集で2/28からの申し込みなので、今からの会員登録でも間に合います。
今後の発展が期待される蓄電所投資に興味がある方は、まず会員登録からどうぞ。その際は当ブログの広告リンクを経由していただければ、とても励みになります!
(会員登録方法)
www.sallowsl.com